13日から夏日に 注目集める「暑熱順化」
運動や入浴で暑さに適応
関東から九州の広い範囲で13日から数日間、夏日(最高気温25度以上)になると予想されている。
体が暑さに慣れていない時期だけに、熱中症への警戒が求められている。
気象庁によると、12日は東北から近畿で曇りや雨の予報。13日以降は全国的に晴れ、
北海道を除いた多くの地域で最高気温が25度前後に達する見込みだ。
最高気温が30度に迫る地域もあるという。
熱中症は、体温の調節がうまくできずに体に熱がこもることで、めまいや立ちくらみ、
吐き気や手足のけいれんといった症状が出る。重症だと意識障害を引き起こすこともある。
対策としては、涼しい場所で過ごすことや、こまめに水分や塩分を補給することが挙げられる。
さらに近年は、体を暑さに慣らす「暑熱順化」が注目を集めている。本格的な夏を迎える前に、
無理のない範囲での運動や入浴によって汗をかき、暑さに慣れることが対策になるという。
日本気象協会によると、「暑熱順化」が成功すると汗をかきやすくなり、体に熱がこもりにくくなる。
暑さに慣れるまでに数日から2週間ほどかかるため、5月下旬ごろまでに取り組みを開始することが
推奨されている。具体的には、ジョギング15分間やウオーキング30分間(週5回)
▽筋トレやストレッチなど適度な運動30分間(週5回)▽サイクリング30分間(週3回)
▽シャワーだけでなく、湯船につかる入浴(週3回程度)といった取り組みだ。
ただし、無理は禁物。暑さに慣れるための取り組みで熱中症になってしまえば本末転倒だ。
東京都は「個人の体質、その日の気温や環境に合わせて無理のない範囲で取り組んで」と呼びかけている。
https://mainichi.jp/articles/20250511/k00/00m/040/...
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