ドラッグストアの「スーパー化」は物価高の救世主になるか?
新業態「ドラッグ&フード型店舗」が見据える勝算と死角
ドラッグストアの食料品強化は、物価高に苦しむ消費者にとって
心強い存在となっている。業界大手のウエルシアは食品の売上比率を
従来よりも10ポイント以上高めることを目標とした「ドラッグ&フード型店舗」
への転換を進めている。しかし、経営面では難しい課題も見えてくる。
今はインフレで、急速な物価高が進行している。コンビニやスーパー
などよりも食料品が安く手に入るウエルシアに足を運び、買いだめなどを
目的として日用品のついで買いをする習慣が定着する可能性もある。
ドラッグストアは時代を背景に進化を遂げているのだ。
商品カテゴリで強みを磨いているのがマツキヨココカラ&カンパニーだ。
化粧品の強化を図っており、美容のカテゴリーではプライベートブランドの
開発を精力的に進めている。化粧品特化型店舗も出店した。
コスモスは食品そのものを主力事業と位置づけたビジネスモデルである。
毎日安売り戦略を採用し、安く提供するために現金のみの取り扱いだ。
ポイント還元サービスも導入していない。商品を安く提供することに
全振りしていると言える。
ウエルシアは食品強化だけで勝負するわけではない。専門人材による
健康サポートやWAON POINTによる顧客還元、多様な決済手段などを
組み合わせ、健康を軸とした総合的な利便性を提供しようとしている。
ドラッグストア各社は、それぞれ異なる強みを磨きながらインフレ時代の
消費者を取り込もうとしている。ウエルシアの「ドラッグ&フード型店舗」が
成功するかどうかは、食品売場を広げられるかではなく、食品を入り口として
医薬品や化粧品、日用品の購入へとつなげられるかにかかっている。
インフレを背景に消費者の買い物行動が変わるのか。その答えは、今後の
ドラッグストア業界全体の勢力図を左右することになりそうだ。
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https://shueisha.online/articles/-/25832...
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