卵不足で販売休止、縮小続出 サンドイッチや
「白い恋人」広がる影響、経営に打撃も
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023020301027&g=e... 高病原性鳥インフルエンザの流行による鶏卵の供給不足で、
卵を使った商品が販売停止や縮小に追い込まれる事態が
相次いでいる。石屋製菓(札幌市)は1月末、自社の
オンラインストアで「白い恋人」など一部商品の販売を
休止した。土産店などでは販売を続けているというが、
広報担当者は「卵白などの供給が不足し、ロールケーキ
など他商品へ影響が広がる可能性もある」と話す。
「価格が高くてもいいから卵が欲しい」と、関西のある
サンドイッチメーカーの経営者は強く訴える。この会社は
通常、月に約20トンのゆで卵を使用するが、現在はゆで
卵の価格が前年同時期の2倍程度に上がる一方、必要な量
の半分しか購入できないという。2月1日からは卵サンド
の一部販売休止に追い込まれた。経営への打撃は大きく、
「(卵を使わない)他の商品の開発はすぐにはできない」
と嘆く。食品メーカーや飲食業界向けに卵加工品を販売する
キユーピーは1日の商品説明会で、液卵やゆで卵などの出荷
を抑制していると明らかにした。「鳥インフルの拡大で先行
きは見通せない」(岩田清司執行役員)としている。
「物価の優等生」と位置付けられてきた卵の不足と高騰は
今後も続く可能性があり、卵を使用する企業で商品の出荷
停止や縮小の動きがさらに広がる懸念がある。
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