福島第一原発事故の放射能汚染、高線量地点が事故直後から
97.5%減少…除染や自然減衰進む
https://www.yomiuri.co.jp/shinsai311/news/20230306-OYT1T... 東京電力福島第一原発事故の放射能汚染で空間線量が
毎時3.8マイクロ・シーベルト(μSv)を上回る高線量
地点について、福島県環境創造センターなどの研究チーム
は6日、2021年3月時点で事故直後より約97.5%減少したと
発表した。政府は避難指示解除について3.8μSv以下を
基準としている。同センターは調査の目的について、
「県全域で放射線量が着実に減少した現状をわかりやすく
伝えることを目指した」と説明している。
同センターは、11年5月から21年3月に定置型の計測器や
航空機搭載の計測器などで測定された計約16億点の公開
データを活用。県全域を500メートル四方の5万4722地点に
分け、コンピューターで空間線量を算定した。
その結果、3.8μSv超の地点は、11年5月の3010地点から
21年3月に76地点と、大幅に減少した。住宅地や農地を
中心に除染が進んだほか、放射性物質が時間とともに
崩壊する「自然減衰」や、放射性物質が吸着した土壌の
一部が雨で海に流れ出たことなどが影響したとみられる。
返信する