水族館で減り続けるラッコ、気づけば2施設の3匹のみに…
最盛期の94年には28施設で122匹を飼育
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001 2023/05/23(火) 21:24:04 ID:S/7UZz.afw
かつて各地の水族館で飼育され、人気を集めていたラッコが現在、全国でわずか2施設の3匹にまで減っている。いずれも高齢化などで繁殖は期待できず、このままでは国内の水族館から姿を消す可能性もある。
「全国で3匹しかいないとは知らなかった。かわいいし、いなくなるのは悲しい」。鳥羽水族館(三重県鳥羽市)で3月、雌のメイ(19歳)とキラ(15歳)が泳ぐ様子を見ていた東京都の女性会社員(24)はこう話した。
ラッコの飼育が国内で始まったのは1982年。日本動物園水族館協会によると、最盛期の94年には28施設で122匹を飼育。ラッコ人気を集客の目玉に、と考えた水族館が多かったためだが、雌を狙う雄が子も含めた他の個体を排除しようとする性質もあり、別の水槽で子を育てざるを得ないという事情もあった。
しかし、繁殖後にうまく育たなかったり、母乳が出なかったり、水族館で生まれ育った雄が「草食化」したりしたため数は徐々に減少。89年に米・アラスカ沖でのタンカー事故の影響で、多くのラッコが死んだこともあり、保護の機運が高まり、米国は原則輸出を禁じた。また、2000年には国際自然保護連合(IUCN)が、ラッコを絶滅危惧種に指定するなど、輸入は難しいのが現状だ。
現在、鳥羽のほかで飼育されているのは、福岡市の「マリンワールド海の中道」の雄のリロ(16歳)のみ。ラッコが妊娠可能なのは16歳までとされているが、キラとリロはきょうだいで、繁殖は困難となっている。平均寿命は20歳前後のために、このままでは、数年後、国内からラッコがいなくなる恐れがある。
鳥羽水族館で40年、飼育を担当してきた石原良浩さん(61)は、「動物たちを見て学んでもらうのが、水族館の役目。かわいいと思ってもらうだけでも良く、興味を持てば、海にごみを捨てないなどの行動にもつながる」と話す。
以下ソース
https://www.yomiuri.co.jp/national/20230523-OYT1T50129...
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