神宮外苑再開発 7回目の住民説明会
「ビル風の影響」質問も…イチョウ並木どうなる?
https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/00030778... 17日、明治神宮外苑の再開発を巡る7回目の説明会が
およそ8000世帯の住民と5000の事業者に対し行われました。
17日午後5時ごろ、説明会が始まる前、会場の周辺に再開発に反対する人たちが集まりました。
明治神宮外苑を子どもたちの未来につなぐ有志の会・加藤なぎさ代表:
「子どもの育ちの場であり、学びの場であり、スポーツの場である非常に大切な場所。
この開発が公共的に未来にわたって、豊かなものであるか。それをしっかりと見届けていきたい」
今年3月から始まっている明治神宮外苑の再開発工事では、4団体が事業を進めています。
主な目的は、老朽化したスタジアムを建て替え、スポーツの新たな拠点を作ることです。
明治神宮第二球場を取り壊し、新たにラグビー場を建設します。そして、秩父宮ラグビー場が
あった場所にホテルを併設した新たな野球場を建てる計画です。
加えて、オフィスビルと商業施設、2棟の超高層ビルも新設される予定です。
説明会では複数の参加者から、こんな質問がありました。
説明会参加者:「200メートル近い高層ビルを建てて、ビル風など環境に影響はないのでしょうか」
事業者側:「風環境については、現状と同等とのシミュレーション結果が出ています」
この再開発では高さ3メートル以上の木・743本が伐採され、新たに837本が植えられる予定です。
木の数や緑地面積は増えると説明しています。
明治神宮外苑のシンボルでもあるイチョウ並木は、このままの状態が保たれるということです。
説明会参加者:「新しいことは良いことだと思うが、ご高齢の地元の方は、 今まで慣れ親しんだ
街・風景・景観が汚されるのに抵抗があるのかな」
明治神宮外苑を子どもたちの未来につなぐ有志の会・藤井京乃さん:
「新しく植える木は若木だと思うが、115歳の大きな古い木にはかなわない。
緑の量が違うし、枝の付き方も違う」
今回の再開発について、事業者側は「様々なスポーツや文化、みどりを楽しむ場所として、
常に時代に合わせて変化してきた場所です。安全性と環境維持の観点から、
必要なみどりの更新を図ってまいります」と説明しています。
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