やっと公言できるようになった
実は50代に多い“飲み会嫌い”の人たち
若手時代のメチャクチャな飲み会の苦い思い出も
https://www.moneypost.jp/104663... 若い世代が職場の飲み会を嫌うイメージだが、実はそうとも限らない。
R&C株式会社が7月に発表した「年代別の飲み会に対する意識調査」
(20~50代の社会人男女1000人を対象)によると、職場の飲み会について
「好き」「どちらかといえば好き」と答えた年代で
最多は20代(46.0%)。
一方、50代(27.6%)は最も少なく、
職場の飲み会が「嫌い」「どちらかといえば嫌い」(36%)
も最多は50代だった。
意外にも50代で飲み会嫌いが多いという結果だが、どういった理由からなのか。
「特に職場の飲み会は、昔から嫌だった」という50代の社会人たち
メーカー勤務の男性・Aさん(57歳)
「やっと飲み会が嫌いだと言えるようになった」と笑う。
「いまの50代後半くらいの世代は、若い頃に“新人類”と言われたんですよ。
常識がないとか、それまでの価値観が通用しない、という感じでひとまとめに
されました。僕の友人にも、会社の飲み会を断ったり、飲み会が業務の
延長線上にあることに疑問を抱く人はいました。でも、飲み会が嫌いだ
とは言えない風潮があったんです」Aさんは職場で誰かを飲みに誘うことは
ほとんどないそうだ。
音頭をとるのが上司で、その飲みに付き合うと、
とりあえずめちゃくちゃ飲まされる、必ず説教がセット。なんなら
“職場で言えない話を始める”という感じで、同じ話を何度も聞かされます。
仕事の話は職場でしろよって思っていましたし、それが苦痛だったので、
それを反面教師としています」
広告代理店に勤務する男性・Cさん(52歳)は、現在進行系で
「職場の飲み会は、周囲への配慮に疲れる」と漏らす。
「飲むのは好きですし、職場の飲み会にもよく付き合わされました。でも今、
同世代と飲むと、給料や待遇、物価、健康など、どんな話でも暗い方向に
なりがちだし、若手と飲むのも相手が不快じゃないかなと気を遣う。
結局誰と飲んでも気を遣わなくてはいけないので、職場の飲み会は疲れます。
気の置けない仲間同士か、一人でゆっくり飲むのがいちばん楽しめます」
いまでは考えられないような飲み会を耐えてきた50代。
時代が変わってようやく“飲み会嫌い”を
公言できるようになったのかもしれない。
返信する