「快適で心地よい環境を提供するため」と、ドレスコードや身だしなみにまつわるルールを厳格化するレストランやバー、
ナイトクラブなどが増えている。楽しい時間を過ごすために最低限の常識は必要不可欠だけれど、一部では「理不尽なルー
ルで侮辱された」と店を告発する人も。そんななか、ある女性が背中のタトゥーを理由にレストランへの入店を拒否された
ことをめぐり、SNS上では議論が巻き起こっている。
渦中の人物となっているのは、2児の母親であるKatie Hally(以下ケイティ)。友人の誕生日を祝うため、オースト
ラリア・ゴールドコーストの人気レストラン&バー「バーレイ パビリオン」を訪れたケイティは、入り口に立つ警備員
から「タトゥーに関するルールにより入場させることができない」と思いがけず告げられたそう。
ケイティは首の後ろに中国語のタトゥーを入れていて、それぞれ家族、幸福、愛をモチーフにしているとのこと。「バー
レイ パビリオン」が禁止しているような「威圧的で攻撃的なタトゥー」ではないとその場で反論したものの、店のマネ
ージャーは「とにかくタトゥーを隠して」とケイティの入店を断固拒否。これに対してケイティは「タトゥーに関するルー
ルが存在することは理解できるけれど、もっとケース・バイ・ケースで人を見極めるべき」と、「バーレイ パビリオン」
を告発。SNSでは「不当な扱い」「このタトゥーのどこが威圧的なのか」とケイティを擁護する人が多いものの、なかには
「自業自得」「店のルールには従うべき」「こういうことが起きるからタトゥーは絶対に入れたくない」など、ネガティブ
なコメントも少なくない。
この告発が大々的にニュースになったことを受け、「バーレイ パビリオン」はケイティに直接連絡。「経営陣はこの出来
事を重く受け止めた。ケイティは入場を歓迎されるべきだった」と謝罪したそう。タトゥーをファッションとして楽しむ人
が増えてきているなか、ルールを守ったデザインと、ルールに違反したデザインのボーダーラインが曖昧になっているのは
たしか。どんなタトゥーを威圧的、もしくは攻撃的と感じるかは人それぞれな分、判断が難しくなっているのも否めない
……。あなたはどう思う?
https://news.yahoo.co.jp/articles/70e027fb7d53e1735d391...
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