気になる?気にならない?
文化庁が新しいことばの使い方を調査
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230929/k1001421067... 日本語の新しい表現について文化庁が調べた結果、
「応援している人や物」を『推し』と言ったり、
「良く見せようとする」ことを『盛る』と言ったりする
ことばの使い方について、「気にならない」と答えた人は
8割にのぼり、広く定着してきていることがわかりました。
新しい使い方が辞書に記載され始めたことばについて尋ねたところ
「ほかの人が使うのが気にならない」という回答は
▽「異様だと感じあきれる」という意味で『引く』を使うことは83%
▽「気に入って応援している人や物」を『推し』と言うことは82%
▽「よく見せようとする」ことを『盛る』と言うことは81%
▽「冗談がつまらない」ことを『寒い』と言うことは79%
と8割前後になり、定着が見られました。
割合を年代別に見ると、
▽『推し』や『詰んだ』は若い人ほど使う傾向にあり、10代は8割以上、70代以上は2割から1割以下でした。
▽『引く』を使う人は、20代から40代で9割を超え、
▽『寒い』は40代が8割近くと高くなりました。
地域別に見ると、東北地方では『寒い』や『引く』を使う人が
関東や近畿に比べ、10ポイントほど低くなりました。
文化庁国語課の武田康宏 主任国語調査官は、「社会に定着してきている一方、
『引く』や『寒い』はお笑いでも使われることばであることなど、
文化や方言を背景に地域差が出ているとみられる」と話していました。
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