ゃいけない」
今月、島根県松江市の道の駅に設置された段ボール製の授乳室について、SNSなどで批判の声が多く寄せられましたが、島
根県の丸山知事は28日の記者会見で「間違った考え方」などと批判を一蹴しました。
今回議論の的となったのが、松江市の道の駅「秋鹿なぎさ公園」に設置された段ボール製の授乳室です。
日本道路建設業協会が寄贈したものですが、設置された当初、上から覗けるのではないかという構造で、入り口がカーテン
1枚ということもあり、この段ボール授乳室にSNSで厳しい声が上がりました。
SNSへの投稿
「こわいこの授乳室。なんで?こんな目に遭わすの?」
「実際に使う女性の羞恥や恐怖に無頓着過ぎる」
「子育て層が粗末に扱われている感」
多くの意見が寄せられ、賛否が巻き起こりましたが、28日に行われた定例記者会見で丸山知事は、こうした批判を一蹴し
ました。
島根県 丸山達也 知事
「色々問題はあったと思いますが、100点じゃないから供用すべきじゃないっていうのは間違った考え方です。
車の中で、段ボールすらないガラス越しで授乳しなきゃいけないのなら、段ボール授乳室の方が使いたいって人がいるかも
しれないから設置する。
5点でも10点でも前進するなら、100点でなくてもやるべきことはやる。
50点のものでも良いから使いたいという人がおられるかどうかですよ。これでも良いから使いますって人がおられるなら
供用し続ければいいと思いますよ。
非難がたくさん来たんでしょうけど、そんなことに惑わされちゃいけない」
丸山知事は、利用者に選択の幅が広がるとして、段ボール授乳室の設置に肯定的な考え方を示しました。
島根県 丸山達也 知事
「協会の皆さんが寄付してくれてるわけで、そうあしざまに言うような話じゃないんじゃないかと。良い善意だと思います
よ、私は。
役所がやるんだから100点満点のものをって叫ぶのは構わないけど、簡単にできない、ハードルを上げるだけですよ。結果
的に何もできずに終わってしまう」
松江市ではさっそく上から覗きこめないよう天井に覆いをかぶせる改良を実施。今後も要望に合わせて積極的に改良を進め
たいとしています。
寄贈した日本道路建設業協会も、全国道の駅連絡会などと検討・連携して、寄せられた意見に対し、前向きに対応していく
としています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1472402ce0a334f26e6e9...
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