10/24(火) 12:05配信
59年ぶりに実現した関西勢による頂上決戦に、水を差す問題が噴出した。
10月28日に京セラドーム大阪で開幕する今年の日本シリーズ。互いに関西を拠点にしている
阪神とオリックスによる“関西対決”とあって、関西地方を中心に大きな注目を集めている。
ともにリーグで圧倒的な差を見せつけて優勝。クライマックスシリーズも危なげなく勝ち上がってきた。
ゆえに今日本シリーズは正真正銘の覇者を決める戦いとなるわけだが、開幕を4日後に控え、一部のファン
からは嘆きの声が止まらない。
というのも、10月23日に観戦チケットの先行抽選予約の当選が発表されたのだが、大手チケットサイトが同日午後3時に設定した当選確認時間を
過ぎると、X(旧ツイッター)では「チケット全滅」というワードがトレンド入り。いわゆる“転売ヤー”によるチケットの高額転売が相次いだのだ。
「マジでどうにかならないの?」「転売の人!いい加減にしてください!」「現地に行くと席が空いてる。本当に許せない!」「転売やめろ!!!」
「オリックス、阪神、どちらのファンもいけない」といったファンの怒りがSNS上に居並んだ。すでに複数の流通サイトで転売が始まっていると見られている。
Xでは通常3700円の座席が50万円で取引されているほか、最安値1万8000円という非常識的な高値で取引されているケースが相次いで報告されている。
実際、SNS上でも「日本シリーズのチケット、交換可能な方いましたらDMお願い致します」と“転売”を求める投稿が目立った。こうした行為に対し
てNPBは公式ホームページ上で日本シリーズのページにチケット購入時の注意事項を掲載。チケットの転売については「主催者の事前の同意のない
チケットの有償譲渡は禁止されております」と促しているが、抑止力になっているとは言い難いのが現状だ。
こうした転売行為は野球だけなく、サッカーやアイドルのコンサートなどでも散見。各業界でたびたび波紋を広げている。具体的な解決策が見出されていない以上、
個人のモラルに問いかけるしかないが、「正規の値段で、純粋に見たいだけなのに」と嘆くファンがいる現状はなんとも悲しいところである。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
https://news.yahoo.co.jp/articles/30a75d8b5ac7af84c52bc...
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