近畿大学、ウナギの完全養殖に成功 持続可能な生産へ


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001 2023/10/27(金) 05:02:07 ID:Vjs.p7PxQA
近畿大学水産研究所(和歌山県白浜町)は26日、ウナギの完全養殖に成功したと発表した。
卵から人の手で育てた稚魚を親にし、その親からとれた卵をふ化させた。ウナギ養殖に必要な稚魚のシラスウナギは天然の資源量が減っている。
完全養殖が実用化できれば安定供給しやすくなり、資源保護にもつながる。

日本のウナギ養殖は全て天然物のシラスウナギを使っており、漁獲量の減少がウナギ高騰を招いている。
漁獲量減少は乱獲や生息環境の悪化が原因とみられている。天然に依存しないシラスウナギの確保が課題となっている。

完全養殖は水産研究・教育機構が10年に世界で初めて成功した。だが、水産庁によると同機構が中心となって進めている
人工シラスウナギの生産コストは1尾約3000円で、天然の取引価格180〜600円に比べると割高だ。
採算が取れるよう安定的に生産するのは難しい。

記者会見した近大の田中秀樹教授は、「ウナギを安くするのではなく、持続可能なウナギ養殖を実現することに意義がある」と話す。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC252YO0V21C23A0...

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