町長が車にはねられ死亡 三重県明和町の世古口哲哉町長(57) 7日は会議のため町役場に出勤予定だった
https://news.yahoo.co.jp/articles/23d0c626cb933ec615346... 7日朝早く、三重県明和町で道路を歩いていた世古口哲哉町長が、軽乗用車にはねられて死亡しました。
(中道陸平記者)
「世古口町長は昼夜問わず交通量が多い、国道沿いの側道で事故にあいました」
事故があったのは、三重県明和町行部の国道23号の側道です。警察などによりますと7日午前5時20分ごろ、この道を歩いていた明和町の世古口哲哉町長57歳が、走ってきた軽乗用車にはねられました。
世古口町長は全身を強く打って意識不明の重体で救急搬送され、約3時間後に死亡が確認されました。現場近くに住む人によりますと、事故があった側道は「抜け道」として利用する人も多いということです。
(近くに住む人)
「『抜け道』のような。(国道より)早いので入ってくる人もいる」
■7日は会議のために町役場に出勤する予定だった
世古口町長は1989年から明和町役場の職員を務め、その後2018年の町長選で初当選し現在2期目でした。7日は午前8時半からの会議のために町役場に出勤する予定だったということです。
その町役場では、突然町政運営のトップを失ったことで、朝から対応に追われていて、課長以上の職員が出席する会議を2度開き、今後の対応などについて協議しました。
(明和町・下村由美子副町長)
「町長になってからは『自分のことではなく、町民のことを考えながらやっているんだ』としょっちゅう言っていた。2日前にもそんな話をしていた」
(明和町職員)
「熱い人で、道半ばで残念だと思う」
明和町の選挙管理委員会によりますと、町長選挙は7日から50日以内に行うということで今後、日程の調整を進めます。世古口町長が亡くなったことに町民は…
(明和町民)
「頑張っていたので言葉がない」
「残念です。まだ若いし、2期目で精力的にやっていたので」
この事故で、警察は軽乗用車を運転していた明和町に住む44歳の男を過失運転傷害の疑いで逮捕しました。男は事故直後、自ら「人をはねた」と110番通報していて、警察の調べに対して容疑を認めているということです。
警察は今後、容疑を過失運転致死に切り替えて、事故の原因などを詳しく調べる方針です。
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