東京・日本橋の寿司店「都寿司」の5代目店主・山縣秀彰容疑者(38)が、面識のない20代女性に性的暴行を加えたと
して、不同意性交の疑いで逮捕された。「同意がなかった」と容疑を認めているという。
「警視庁久松署によると、5月10日深夜、山縣容疑者は店の営業終了後に別の店で酒を飲んでいたそうです。女性と一緒に
飲もうと考えて、路上で女性に声をかけ、通行中の被害者に『1杯どう?』などと声をかけたが断られて、無理やりわいせ
つな行為に及んだといいます」(全国紙の社会部記者)
「都寿司」は、明治20年(1887年)創業。140年近い歴史を誇る老舗として、多くのテレビ番組や雑誌に取り上げられる
有名店だった。
「老舗の本格的な江戸前寿司なのに、リーズナブルな価格帯でお寿司を提供しています。特に、穴子やホタテ、タコ、エビ
などを贅沢に盛ったランチ限定の“にもの丼”(1210円)が名物。テイクアウトメニューにも力を入れており、食通はも
ちろん、地元の住民にも愛される気さくな雰囲気の店です」(グルメライター)
5代目店主である山縣容疑者は、先代の急逝により店を継ぐことになった。
「山縣さんは、寿司職人を目指して上京し、20年近く『都寿司』で働いてきました。先代の娘さんと結婚し、“将来の大
将”として地道に経験を積んできました。先代はまだまだお元気そうに見えたのですが、2022年に急逝してしまい、山縣さ
んが看板を継ぐことになりました。
職人を連れて飲みに行くなど、山縣さんは面倒見の良い温かい人柄なので、“都寿司はこれからも安泰だね”と思っていた
のですが……。奥さんも若女将として店に携わっていましたし、店の長い歴史がここで途絶えるのかと不安です」(グルメ
ライター)
「都寿司」の今後はどうなるのか。店主の逮捕がすでに報じられた後である6月19日14時頃に店を訪れると、変わらず営業
していた。ランチタイムの終わり時といえど、店は客でにぎわっている様子だった。裏口から出てきたエプロン姿の女将、
山縣容疑者の妻は、取材に対して「今後の対応は弁護士に任せています」と毅然とした口調で語った。
「冷やかしの電話なども来ていて、お客さんにも迷惑がかってしまっています。営業は今後も続けていきます」(山縣容疑
者の妻)
きっぱりそう言うと、営業中の店舗に慌ただしく帰っていった。
先代たちが守ってきた約140年の歴史と寿司の味には罪はない。が、被害者に対する償いは免れられない──。
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