電車やバスの忘れ物、
傘がトップ 近年はワイヤレスイヤホンも急増
https://mainichi.jp/articles/20240712/k00/00m/040/... 相鉄グループ(横浜市西区)は、2023年度の電車・バスの駅や車内などでの
忘れ物の件数を発表した。忘れ物は7万6328件で、前年度に比べて12.9%増えた。
増加は3年連続で、コロナ禍が落ち着き、公共交通機関の利用が伸びたことが
要因とみられる。忘れ物件数は、国内でコロナ感染が広がった2020年度は5万6542件で、
現在の集計方法になった13年度以降、過去最低を記録した。その後、感染が下火になり、
人の流れが復活すると忘れ物の数も増加。21年度は6万672件、22年度は6万7610件となった。
23年度の忘れ物のトップは傘で、1万5009件。全体の19.7%、1日平均で約41本が
忘れ物として届けられたことになる。特に梅雨の時期の6、7月は件数が増加するという。
2位は現金6512件8.5%。袋5134件、生活用品4350件、携帯電話4051件と続く。
最近目立つのは、ワイヤレスイヤホンなどの音響関連品の落とし物だという。
23年度は1905件、前年度比で約1.3倍、10年前の約3.6倍に急増している。
相鉄グループの広報担当は「ワイヤレスの普及や電子機器の小型化で、落としても
気付かないケースも多いのでは」と指摘している。
忘れ物の返還率は、31.2%(22年度は31.7%)だった。3割以上の忘れ物は、
落とし主に戻ったことになる。
忘れ物の問い合わせは、お忘れ物センターや各駅の窓口まで。
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