https://news.yahoo.co.jp/articles/390f8e8e261ccb6a422d8... 5月3日から不正利用が始まり、10日で一旦は止まりますが、翌月になるとまた再開。6月1日~10日の10日間、毎日1万円ずつが使われ、2か月間で23万円が不正利用されたといいます。
カード会社「スマホのタッチ決済機能が悪用されている」
しかしなぜ、カードの停止後も不正利用が続くのでしょうか?Aさんがカード会社に問い合わせたところ、「スマホのタッチ決済機能が悪用されている」という回答が返ってきたといいます。
一部のスマートフォンでは、カード番号やセキュリティコードなどを入力することでクレジットカード情報をスマホに登録することができ(※登録時には本人認証なども必要)、カードを持ち歩かなくてもスマホを店の端末にかざすだけで支払いができます。
ただ、今回のケースでは、利用停止したカードでも何らかの理由でタッチ決済ができる状態になっていて、それを何者かが悪用しているとみられています。
「怒りしかないです」被害総額が60~70万円というBさん
被害を訴えるのはAさんだけではありません。埼玉県に住むBさん(20代)が初めて被害に遭ったのは、去年8月でした。
(Bさん)「最初のころは9800円くらいを毎日1件ずつ(不正に)使われていた。何十日と続いて使われるという感じですね」
Bさんはすぐにカードの利用停止を申し込みましたが…
(Bさん)「(去年)8月、9月、10月と使われて、11月は使われなくて、12月は使われてみたいな感じなんですね。(被害)総額だと60~70万円くらいにはなっているかと思います」
引き落としを止めるよう銀行に依頼したことで、金銭的な被害はないということですが、今も不安は解消されず、憤りを感じています。
(Bさん)「(不正利用を)やった人間に対してはもう怒りですね。ここまでずっと使われているので、怒りしかないです。本当に『人のお金を何だと思っているんだ』というのは言いたいですね」
こうした状況にカード会社はどう考えているのか?書面で次のような回答がありました。
(クレジットカード会社の回答)「不正利用については以前から把握しています。別途、有効な対策がないか協議予定です」
被害に遭わない・小さくするには「毎月の利用明細を必ずチェック」
今回の手口について、ITジャーナリストの三上洋さんに聞きました。
(ITジャーナリスト 三上洋氏)「正直なところ、今までに聞いたことのない不正利用の手口だと思います。犯罪グループの多くは、『どんな穴があるのか』『どういうふうにすれば不正利用できてしまうのか』『本人認証をかいくぐる手口があるのか』ということを研究しているようです」
被害に遭わない、被害を小さくするためにも普段からの備えが大切だと話します。
(三上洋氏)「毎月の利用明細を必ずチェックすること。少額なものでも最近は不正利用がありますから、利用明細を見て、身に覚えがない請求があったらすぐにクレジットカード会社に連絡することが大切です」
返信する