https://news.yahoo.co.jp/articles/495bd0c8f5595a1000b7f... アメリカの寿司屋で「White Tuna(白マグロ)」という名のネタを食べたら、日本では販売等が
禁止されている魚「バラムツ」だったエピソードがX(Twitter)で話題です。記事執筆
時点で約3万7000件の“いいね”を記録。
食べると“尻から油”の毒魚
投稿したのはアメリカ在住のちゅーげんさん。お店で「白マグロ」が出てきたときは、その名前か
らマグロの一種だと思って食べたそうで、「極上大トロのような味で感動した」とのこと。
しかし翌日になって便に違和感を覚え、調べたところ寿司屋で食べた“白マグロ”はバラムツだった
ことがわかりました。
バラムツは、ワックスエステル(蝋)を含有する深海魚。人間が消化できない脂のためお腹を壊した
り、お尻から勝手に出てしまうといった状態になるため、日本国内では厚生労働省が食品衛生法で販売
を禁止しています。また厚生労働省が公開する自然毒のリスクプロファイルのページでは「食用禁止」
とかかれています。
また、同科のアブラソコムツもバラムツ同様に食用禁止となっており、同上の資料には肉はおいしい
が、「食べると肛門から油が滲み出る」と紹介されています。
まるで罠のような海外の“白マグロ”に、Xでは「気をつけないとなこれ……」「まさかバラムツが提供
されるなんて思ってなかったから可能性を考えたこともなかった」と驚く声が寄せられ、また今回の
投稿で「バラムツって初めて聞いた」との声も。
ちなみに魚食普及推進センターによると、数切れなら漏らしてしまう可能性がある程度で済むため、
釣った人が食べたといった話もあるようです。もちろん大量に食べるのは危険なので、もし海外で食べ
る機会があったとしても少量に留めておくのがよさそうですね。
投稿者のちゅーげんさんは、白マグロを6カン食べたその後について「尊厳を失うような無限オイル
状態には運良くならず、お腹を軽く下したのと、便がゆるく排泄後ラー油のようなものが水面に少し浮
いてるのが数回発生したくらい」と報告しています。
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