20の偽ニュースサイト、国内大手メディア装い記事を無断転載…
表記の一部は中国語
国内の大手メディアを装うなどした20の偽ニュースサイトが相次いで開設されていることが、
読売新聞の調べでわかった。記事を無断転載しており、著作権法や商標法に違反する疑いがある。
プロバイダーが共通しているほか、サイト内の表記の一部に中国語があり、専門家は偽情報
などで敵対勢力を混乱させる「影響工作」の準備として組織的に開設された可能性を指摘している。
メディアを装ったサイトを巡っては、韓国の情報機関・国家情報院などが昨年11月、
韓国メディアになりすました38の偽サイトを運営しているとして、中国・ 深圳 の
PR会社などの企業名を公表。カナダの研究機関「シチズンラボ」も今年2月、
欧米やアジアなど30か国で地元メディアを装った中国寄りの情報発信が確認されたと明らかにした。
今回の偽ニュースサイトの乱立について、ネット上の世論操作に詳しいセキュリティー
専門家の岩井博樹氏は「明らかに組織的に構築されている。正規の主要メディアと誤認
される恐れがあり、偽サイトが有事に偽情報を流せば脅威になる」と分析。
サイバー安全保障に詳しい笹川平和財団の大沢淳・上席フェローは、現段階で偽情報の
発信が確認されていないことについて「主要メディアの信頼性を利用した作戦に向けて
準備している段階ではないか」と話した。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20241105-OYT1T50001...
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