「当たり前の生活ができなくなった」 
 全国各地で薪ストーブによるトラブル続出中⁉ 
 神奈川や千葉では議会で取り上げるほどの騒動になるも、 
 自治体は“お手上げ状態”…その理由とは?   
 生活音・騒音・ゴミ出し・駐車マナーなど、日常生活で起きる様々な 
 “ご近所トラブル”。寒くなっていくこの時期に懸念されているのが、 
 住宅街での薪ストーブ使用を巡る“煙害”トラブルです。 
 神奈川・葉山町や千葉・船橋市などでは、議会で取り上げるほどの騒動に。   
 薪ストーブは、電気やガス・灯油などの化石燃料を使わず、薪を燃やした 
 熱で温まる環境にやさしい暖房設備といわれています。エコ意識の高まり 
 やアウトドアブームによる後押し、さらに災害時にも活用できるため、 
 近年人気が再燃。しかし、薪を燃やした際に出る煙やスス・ニオイなど 
 による煙害を巡り、各地でトラブルが報告され、各自治体が頭を悩ませています。   
 葉山町によると、薪ストーブとの因果関係は明らかになっていません。 
 取材した体調不良などの被害を訴えている住民は、「冬は、薪ストーブによる 
 煙のため換気ができず、洗濯物も干せなくなるなど、当たり前の生活が 
 できなくなった。咳がやまず、呼吸が苦しくなり、夜は眠れない状態に 
 なるときも。行政はもっと注意喚起をしてほしい」と話していました。   
 (神奈川・葉山町 三浦大輝町議) 
 「私のところにも、何人かから問い合わせが来たり、町役場のほうにも 
 クレームの電話も来ているみたいです。町のホームページ上でも 
 薪ストーブの問題を提起したりとか、対策をしていますが、それだけでは 
 解決していないという現状です」町議によると、1年以上前から、こうした 
 被害を訴える声があったそうです。   
 ただ、薪ストーブの使用を規制する法律はなく、神奈川・葉山町の担当者は、 
 「あくまでお願いベースになってしまう。『やめさせることはできないのか』 
 と不服を言う人もいて、苦慮している」と話しています。   
 弁護士・亀井正貴氏によると、「民事で争うことになる。受忍限度を超えている 
 と裁判所が認定すれば、損害賠償請求などはあり得る。しかし、被害の大きさ 
 ・時間帯など、詳細な証拠集めが必要。具体的な物差しもないので、 
 現実的には難しい」ということです。  
https://news.ntv.co.jp/n/ytv/category/society/yt88f96... 
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