血圧は「おいしく」下げるのが正解?
「1日に大さじ1杯飲むだけでも…」
薬剤師が降圧薬と同じ成分を持つ食材を紹介
まず紹介するのは「お酢」。
酢の主成分である酢酸には、血圧を上げるホルモンを穏やかに抑制する働きがあります。
これは多用される降圧薬の「ARB」と同じ作用で、1日に大さじ1杯のお酢を飲むだけでも
効果が期待できます。
次は血管拡張作用のある「カルシウム拮抗薬」に代わるショウガです。
ショウガを加熱するとジンゲロールという成分がショウガオールに変化。
この成分が血管を広げて血圧降下を助けます。
3つ目の「利尿薬」はコーヒーや紅茶、緑茶で代用できます
(※利尿薬と作用の違いはありますが、尿の排出を手伝う点は同じなので紹介しました)
コーヒーや緑茶、紅茶に含まれるカフェインには、優れた利尿効果が認められているからです。
食の面から血圧対策をするなら、ミネラルの一種であるカリウムを積極的に摂取しましょう。
カリウムには血圧上昇の要因となるナトリウムの排出を促す働きがあるからです。
魚介類ならサワラや銀鮭、イワシの丸干しなどのほか、ひじき、昆布といった海藻類にも
豊富です。肉類では牛のヒレ肉やモモ肉、豚のモモ肉や鶏のムネ肉など。
野菜ではホウレン草や枝豆、ジャガイモやサトイモなどのイモ類、大豆製品の納豆も
貴重なカリウム源です。バナナやメロン、イチゴなどのフルーツ、ナッツ類や
ヨーグルトにも多く含まれているので、朝食やおやつに加えてみるのもいいでしょう。
加藤雅俊:薬剤師、薬学研究者、体内環境師(R)、
ミッツ・エンタープライズ(株)代表取締役社長
https://fujinkoron.jp/articles/-/1515...
返信する