暑い…日傘をさす小学生が急増も「学校では禁止」
「陰口を叩かれる」と賛否…売上170%増のメーカーも出現、
「子ども用日傘」は猛暑の登下校でアリかナシか?
街ではさまざまな暑さ対策のグッズを手にする人を見かけるが、
近年、年齢や性別問わず普及してきているのが「日傘」だ。
最近では子どもたちが日傘をさして登下校する姿も見られるが、
ネットでは賛否の声が。
「熱中症対策として日傘の使用を推奨する学校がある一方で、
安全面やトラブルを懸念して禁止している学校もあります」
「小学校の登下校用に日傘買って持たせたら、危ないから使用禁止とのこと」
学校によっては、「手がふさがって危険」「視界が遮られる」などの理由で、
児童生徒の日傘の使用を禁止するところもあるという。
「子どもが日傘をさすことに対して“偏見”を持つ保護者がいる」
話によれば、子どもが通う都内の公立小学校では、日焼け対策として女児に
日傘を持たせている家庭に対して、「あそこは“日傘のお宅”だからね。
お高くとまってるよね」と保護者同士で陰口を叩く――
こうしたケースも発生しているというのだ。
賛否両論ある「子どもの日傘」。傘メーカーにも話を聞いた。
「子どもは大人よりも背が低く地面に近いので、日光の照り返しの影響を受けて
暑さを感じやすいといわれています。炎天下で登下校する子どもを心配した社員の発案で、
2018年に子ども用日傘の開発に着手しました。」
「ひとつのシリーズの商品に限って言いますと、2025年1月から6月までの
販売数が昨年比で170%になっています」
自治体でもさまざまな取り組みを行なっている。
「日本一暑い街」として知られる埼玉県熊谷市では、自治体の施策として、
小学生に日傘を配布するという取り組みを行なったという。
日傘を持っての登下校にはさまざまなリスクが伴うかもしれない。しかし、
夏の高温化が年々進み、子どもたちへの影響は大人の想定を上回っている。
自治体や教育現場、家庭での検討と対応がますます求められるのではないだろうか。
https://shueisha.online/articles/-/25436...
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