東京消防庁「NHK受信料1100万円未払い」何があった?
「警察・消防はタダにしたら?」「もうスクランブル化すればいい」の声も
全国各地で発覚の「未払」なぜ起こる?
東京消防庁は7月14日、消防車両51台と消防艇4艇に設置されている
テレビ受信機能のあるナビゲーションシステムに関して、
NHK受信料約1100万円が未払いであったことを公表しました。
中には、最長で16年受信契約をしていない機器もあったということです。
同庁は「契約が必要という認識が不足していた」と説明したほか、NHKと協議の上、
適切な対応をとるとしています。
また同日、東京都もカーナビ付きの公用車518台についてNHKとの受信契約を結んでおらず、
最大で約5100万円分の受信料が未払いであったと明らかにしました。
東京都は公用車のカーナビに関して、テレビを視聴していないケースも多いことから、
今後は必要に応じてテレビの受信機能がない機器への変更を検討すると話しています。
これらのニュースに対してはインターネット上で「人を救助する車両からも金を取るのか?」
「消防車がテレビ見ながら現場には行かないでしょ」「官公庁のクルマ一台一台から受信料を
とろうとする姿勢はいただけない」など、公用車の受信料徴収に関して疑問を持つ声が多く上がっています。
そのほか「NHKはスクランブルにして欲しい」との要望も多数寄せられています。
スクランブルを導入しない理由についてNHKは
「スクランブルをかけ、受信料を支払わない方に放送番組を視聴できないようにするという方法は
一見合理的に見えますが、NHKが担っている役割と矛盾するため、公共放送としては問題があると考えています」
「また、スクランブルを導入した場合、どうしても『よく見られる』番組に偏り、内容が画一化していく
懸念があり、結果として、視聴者にとって、番組視聴の選択肢が狭まって、放送法がうたう
『健全な民主主義の発達』の上でも問題があると考えています」
消防車両や消防艇といった緊急事態に対応する乗り物のNHK受信料を徴収することに対しては
批判的な声が多く上がっています。
今後は緊急自動車をはじめ、災害や公共事業などに携わる車両から受信料を徴収する必要性について
十分な検討が求められるといえるでしょう。
https://kuruma-news.jp/post/92875...
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