人間の髪の毛から作られた歯磨き粉、
損傷した歯に画期的な効果の可能性 英研究員語る
人間の髪の毛から作られた歯磨き粉が、損傷した歯に画期的な効果をもたらす
可能性があるという。人間の髪や皮膚、爪に含まれるタンパク質のケラチンが
唾液中のミネラルと混ざり合うことで天然のエナメル質に似た密な保護層を形成、
この層が知覚過敏の原因となる露出した神経管を保護し歯を守る仕組みとなっている。
同研究を実施した英キングス・カレッジ・ロンドンによると、
「日常に使用する歯磨き粉として提供、もしくはネイルポリッシュのように専門的な
ジェルとして狙いを定めた修復に用いられる可能性」があるそうで、ケラチンを
ベースにした歯磨き粉が「今後2、3年以内に実用化される」と予測している。
同研究の著者で博士課程研究員のサラ・ゲーマ氏は「ケラチンは現在の歯科治療の
革命的な代替案を提供しています」と語り、「髪や皮膚といった生物由来の不要物から
サステナブルに調達できるだけでなく、修復歯科治療で従来使われている毒性があり
耐久性に欠けるプラスチック樹脂の必要性がなくなるのです」と説明。
「ケラチンは元の歯の色にとても近い色調が再現可能で今までの治療法よりも
はるかに自然な見た目を実現します」と続けた。
https://yorozoonews.jp/article/1596916... AIによる概要:ケラチンは、髪、爪、皮膚の角質層などに存在するタンパク質の一種です。
特に髪の主成分であり、約80~90%がタンパク質で構成され、そのうちの90%が
ケラチンと言われています。ケラチンは、18種類のアミノ酸が結合してできた
繊維状のタンパク質で、硫黄成分を含んでいるのが特徴です。
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