“校庭のくぎ”杉並区が全額負担で改修
小学校4校で約3億2000万円
東京・杉並区内の小学校などの校庭でこの3年間に1万8000を超える
くぎなどが見つかり撤去した問題で、杉並区の岸本聡子区長は
9月2日の会見で「子どもたちの安全を確保することが大変重要な
区の責任でもあるので、多額のお金がかかったとしてもこれは
やらなければいけないと判断した」と述べ、校庭の改修工事の重要性を
強く訴えました。杉並区ではおよそ3億2000万円を投じ、今年度、
区立小学校4校の校庭で改修工事を行います。
きっかけとなったのは2023年4月、荻窪小学校の校庭で体育の授業中に
児童が転び、地面から突き出たくぎで膝周辺を切り、十数針縫うけがを
した事故です。事故の翌月、業者が金属探知機で校庭を調べ、土に
埋まっていたくぎなど合わせて574個を発見し撤去していました。
しかし2024年9月、区内の他の小学校の校庭からくぎが発見されたことを受け、
荻窪小学校でも再度校庭を点検したところ、くぎやペグ、合わせて20個が
見つかったということです。
文部科学省は全国の教育委員会などに対し、校庭の点検など安全管理の徹底を
要請しました。すると、全国の小中学校でもくぎや金属片などが次々に発見される
事態となりました。都内の自治体でも、品川区の23校で7700個以上、足立区の53校で3588個、
立川市の28校で4012個などが発見されました。
2024年3月には文部科学省として初めて「安全点検要領」を作成し、点検時の注意点を提示しました。
この中には「くぎは複数人の目視で確認する」「くぎなどを使用する場合、使用前後で本数を確認する」
ことなどが書かれています。
https://s.mxtv.jp/tokyomxplus/mx/article/2025090...
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