体力テスト、小学生はスマホなど見る時間減少し
生活習慣が改善…運動能力は中学男子除きコロナ禍に戻らず
スポーツ庁は22日、小中学生を対象にした2025年度の
「全国体力・運動能力、運動習慣等調査(全国体力テスト)」の結果を公表した。
体力合計点は、中学男子以外はコロナ禍前の水準に戻っていないものの、
睡眠時間などの生活習慣が改善し、小学生はテレビやスマートフォンを見る
「スクリーンタイム」に減少が見られた。
調査は4~7月、小学5年と中学2年の約182万人を対象に行い、
50m走など8種目で体力合計点(80点満点)を算出。中学男子の
全国平均は42.1点で、過去最高だった2018年度の42.2点に迫った。
長座体前屈の上昇が目立った。下落傾向だった小学女子(54.0点)も
前年度から0.1ポイント上がった。
生活習慣は小中男女いずれも、朝食を毎日食べる割合が2年連続で、
睡眠時間が「8時間以上」の割合は3年連続で上昇。平日に学習以外で
テレビやスマートフォンを1日3時間以上見る割合は、中学生で増加が
止まらない一方、小学生は微減した。
中野貴博・中京大教授(体育科学)は「生活習慣が良くなれば、運動時間も
増えると期待できる。2、3年でいい方向に向かっていくのでは」と分析した。
https://www.yomiuri.co.jp/yomidr/article/20251222-GYT1T0...
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