5位は糖尿病、2位は運動不足…
研究で「日本人の認知症の原因」1位だとわかった"意外な要素"
年を重ねるにつれて気になるのが、認知症のリスク。
内科医は「じつは、世界中の研究結果から認知症のリスク因子が
特定されている。それらを避けることで、理論上は認知症の発症を
予防または遅らせることができるかもしれない」という
よく耳にするのが、「認知症予防には、脳トレがいい」といったアドバイスです。
テレビや健康雑誌で、こうした話を見聞きしたことがある人も多いのでは
ないでしょうか。しかし、「脳トレは無意味」とまではいいませんが、
認知症を防ぐという明確な証拠はありません。
世界規模の研究では「教育年数の少なさ」が比較的大きなリスク因子
として位置づけられることが多いですが、日本ではその影響は相対的に
小さくなっています。義務教育が広く普及し、教育水準の格差が生じにくい
日本の社会環境が反映された結果と考えられます。
図を見ると、いくつかのことが読み取れます。まず目を引くのは、
日本においては難聴が最も大きな割合を占めているという点です。
聴力低下が気になったら耳鼻科を受診しましょう。次に大きいのが
運動不足。定期的に体を動かすことは、脳だけでなく血管の健康にも
良い影響を与えます。ジムに通うような本格的な運動でなくても、
散歩など、日常の中で意識的に体を動かす習慣を積み重ねることが大切です。
LDLコレステロール・糖尿病・高血圧・喫煙・過度の飲酒といった血管や
代謝に関わる要因も、無視できない割合を占めています。これらは
すでに治療法や管理法が確立されている病気です。治療中の方は
その継続が、そうでない方も定期的な健診を通じて自分の数値を
把握しておくことが、認知症予防という意味でも重要です。
認知症の予防は特別な取り組みというより、血管・代謝、目や耳や身体機能、
そして社会とのつながりという日常の健康管理の延長線上にあることがわかります。
一つひとつの効果は小さくても、複数の要因に継続して働きかけることが、
着実な予防への近道といえるでしょう。
https://president.jp/articles/-/11049...
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