「八味地黄丸」認知機能の悪化を抑制する可能性


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001 2026/06/10(水) 20:02:29 ID:IXSb9ula4E
“認知機能の悪化を抑制する可能性”
漢方薬「八味地黄丸」の臨床研究へ
富山大と飛騨市がふるさと納税で資金募り、大規模検証

富山大学和漢診療学講座の研究グループは、これまで
軽度アルツハイマー型認知症に対する探索的研究を行ってきました。

研究に用いられたのは「八味地黄丸」で、加齢によって出現する
夜間頻尿や、足腰の冷え、疲れやすさなどの症状にアプローチ
する代表的な漢方薬です。

研究では、従来の標準的な治療を続けるグループと、そこに
八味地黄丸を上乗せして服用するグループ、計67例を比較。
6か月後の認知機能の変化を確認したところ、全体での有意差は
認められなかったものの、「女性で比較すると、八味地黄丸を
上乗せして服用した患者の方が、認知機能低下の進行を抑制する
可能性」が示唆されたということです。

富山大学和漢診療学講座 貝沼茂三郎教授
「偽薬を使ったグループと比較して、八味地黄丸の認知機能低下の
進行抑制効果を証明することを目指しています。前回の探索研究では
症例数が少なく、はっきりとしたことは言えませんでした。
しかし、女性に多いアルツハイマー型認知症において、効果が
認められるという結果が出れば、これは極めて画期的な成果になります」

しかし、漢方を対象とした臨床研究は資金の確保やメーカーからの
偽薬の提供が難しく、多くの研究が停滞しているのが現状です。
この事態を打破するため、富山大学と岐阜県飛騨市は包括連携協定に
基づき、ふるさと納税型クラウドファンディングを開始。目標金額は
4,000万円に設定し、臨床研究の資金を募ります。
集まった資金は、200症例という大規模データを収集するための費用や、
研究に不可欠な偽薬の製造費用などに充てるとしています。
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/271981...

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009 2026/06/11(木) 16:56:23 ID:J0psh1Lt0U
高校化学の知識が必要
脳内におけるアミロイドβの動態は、単なる一方通行の蓄積ではなく、可溶性(水溶性)モノマーやオリゴマーと、不溶性の凝集体(老人斑・フィブリル)との間で化学平衡状態にあります。
ここに主要な分解酵素であるネプリライシン(NEP)が作用することで、ルシャトリエの原理(平衡移動の法則)に従って不溶性プラークの減少(間接的な分解・溶解)が進行します。
この現象の具体的な化学的プロセスは以下の通りです。
1. 脳内におけるアミロイドβの平衡関係
 脳内におけるアミロイドβは、以下のような可逆的な平衡を形成しています。
 不溶性アミロイドβ沈着・プラーク ↔ 水溶性アミロイドβモノマー・可溶性オリゴマー
 本来、ネプリライシンが直接効率よく切断・分解できるのは「水溶性(モノマー状態)のアミロイドβです。
 固まって巨大化した不溶性のフィブリルやプラークに対しては、酵素が結合しにくいため直接的な分解は困難です。
2. ルシャトリエの法則による「引き込み効果」
 ここでネプリライシンが活発に働くと、平衡系に次のような変化が起こります。
 水溶性 アミロイドβ の消失
  ネプリライシンが水溶性アミロイドβを次々と分解して消去します。
  平衡の破壊: これにより、溶液(脳脊髄液や細胞外液)中の水溶性アミロイドβ濃度が急激に低下します。
  ルシャトリエの法則の作動: 「減少した水溶性アミロイドβを補おうとする方向(右向き)」へ平衡が移動します。
  不溶性アミロイドβ の溶解: 結果として、脳に沈着していた不溶性のアミロイドβ プラークが水溶性へと逆戻り(溶解)し、それがさらにネプリライシンによって分解されていきます。
3. アルツハイマー病治療への応用
 この「ルシャトリエの法則を利用した不溶性アミロイドβの除去」は、現代のアルツハイマー病治療戦略の根本的なメカニズムそのものです。
 ネプリライシンの活性化: 脳内のネプリライシン活性を高めることで、水溶性アミロイドβを常に低く保ち、既存のゴミ(老人斑)を溶かし出してクリアランスを促進します。
 抗体医薬(レカネマブなど)の原理: 近年実用化されているアミロイドβ 標的の抗体医薬も、可溶性・不溶性の平衡を動かすことで、最終的に脳内の総アミロイドβ 蓄積量を減少させる引き込み効果(シンク効果)を狙ったものとなっています。
✅ 結論
 アミロイドβの水溶性と不溶性の平衡系において、ネプリライシンが水溶性アミロイドβ を分解して消費し続けることで、ルシャトリエの法則により不溶性アミロイドβ が水溶性へと解離する方向へ平衡が移動し、結果として脳内の不溶性アミロイドβの減少・分解が進行します。

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