その鼻水、夏風邪じゃないかも?8月末から始まる「秋の花粉症」
その原因は身近な雑草..."予防の決め手"は花粉の飛散距離
「夏風邪がなかなか治らない」「朝になると、くしゃみや鼻水が止まらない」
そんな症状が8月の終わりごろから始まったなら、風邪ではなく
「秋の花粉症」が原因かもしれません。
花粉症といえば春のスギを思い浮かべる人が多いでしょう。しかし、花粉は
秋にも飛んでいます。8月下旬から10月ごろにかけて、くしゃみ、鼻水、
鼻づまり、目のかゆみなどの症状に悩まされる人を多く見かけます。
その原因はスギやヒノキのような樹木ではなく、道路脇や公園など私たちの
身近に生えている「雑草」でした。
秋の花粉症の主な原因は、ブタクサ、ヨモギ、カナムグラの3種類です。
・ブタクサ、ヨモギ(キク科)・カナムグラ(アサ科)
いずれも8月から10月ごろに花粉を飛ばし、9月に飛散のピークを迎えます。
実は、日本で最初に医学報告された花粉症の原因植物は、スギではなく
ブタクサでした(1961年報告)。スギの報告は1964年。「花粉症=スギ」という
イメージが定着する以前から、日本では秋の花粉症が存在していたのです。
花粉症による経済損失は、仕事のパフォーマンス低下などを含めると
1日あたり約2,320億円との民間推計もあります。
もう一つ意外なのがイネ科の花粉です。「イネ科」と聞くと田んぼの稲を
思い浮かべますが、花粉症の原因になるのは稲ではなく、カモガヤや
オオアワガエリ(チモシー)、ネズミムギなどの野草です。
これらは種類ごとに開花する時期が少しずつ違うため、春から秋まで"リレー"
するように次々と花粉を飛ばします。そのため、イネ科全体では半年以上に
わたって花粉が観測されます。イネ科の花粉も河川敷や公園、空き地、道路脇など、
身近な草地が主な発生源です。
秋の花粉症には、春のスギ花粉とは決定的に異なる特徴があります。
それは、「花粉があまり遠くまで飛ばない」ということです。
秋の花粉症は「草むらを避ける行動」がそのまま予防につながります。
空き地や河川敷、公園の草地を避けたり、犬の散歩やジョギングのコースを
舗装された道路に変えたりするだけでも、症状を和らげる効果が期待できます。
「治らない風邪だと思っていたら、実は花粉症だった」というケースは珍しくありません。
毎年8月末から10月ごろに決まって症状が出る、草むらへ行くと悪化する、果物を食べると
口がかゆくなる――。そんな心当たりがあれば、耳鼻科やアレルギー科を受診してみましょう。
血液検査などで原因となる花粉を調べることができます。
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/285053...
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