「500円払えば優先診療」病院での"ファストパス"導入
「弱肉強食システム」と波紋…
理事長が語った“導入理由”と“批判への反論”
飲食店や遊園地など様々な場所で導入されているファストパス。
追加料金を払うことで優先的にサービスや施設を利用できる仕組みだが、
生きるうえで欠かせないある施設での導入をめぐってSNS上で波紋を呼んでいる。
ファストパスサービスが飲食店だけでなく、医療の現場でも導入されている
事例も紹介。都内にある山下診療所では、半年前からファストパスを導入し、
500円を支払うことで予約診療枠の中で優先的に診療できる仕組みとなった。
医療法人社団法山会の山下巌理事長は「普通だと30分前後、院内にとどまらなきゃ
いけないが、例えば診察時間が5分だと7〜8分の滞在時間で済む」と話し、
「患者さんが医療機関で終わる時間が読めない。不満・課題として強くずっと
言われ続けていたので、それを解決する1つのツールとして試みている」と、
ファストパス導入の目的を語っていた。なお、急患は最優先と注釈がつけられていた。
確かに病院で長時間並ぶことは珍しくなく、報道を受けて追加料金を払うことで
待ち時間が短縮できることを歓迎する声が。いっぽうで、命を扱う現場である病院で、
“お金を払えない人が後回しにされる”と公平性に疑問を感じた人も少なくなく、
X上では批判の声が相次いで寄せられた。
山下理事長に医療現場へのファストパス導入が波紋を呼んでいることについて話を聞いた。
具体的な反響については「すべてがファストパスのシステムによるものでは無いです」と、
事前チェックインやWeb問診の効果もあると前置きしたうえで、利用者から
「到着してから診察までの時間がせいぜい5分以内というような感じで診察ができて、
(診察時間をのぞいた滞在時間が3分~5分のことに対し)感激したといった話があった」
「お金じゃなければ、早くから来て整理券を取れという話になったら、非常に手間がかかります。
今、医療にかかるのに手間がかかるというのが医療を遠ざける一つの要因になっていたり
するので、そこをどう解消するかが医療のテーマなんじゃないかと思っています。そういう
意味では色々なトライアルの一つかなと思っているので、不公平だとは逆に思っていません。
誰でも状況に応じて、必要度や緊急度に応じて受けられるようになるといいなと思っています」
現代医療の問題点を指摘しつつ、すべての人が安心して医療を受けられる未来への希望を
口にした山下理事長。果たして、今後ファストパスが病院でも主流になっていくのか――。
https://jisin.jp/life/living/2602363...
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