かつては各地のデパートなどで見かけた「甘栗太郎」
全国最後の店舗、盛岡川徳店が閉店 惜しむ人の行列も:岩手
盛岡市の百貨店の中で営業していた焼き栗の実演販売の店が惜しまれながら閉店しました。
原材料費の値上がりで全国で閉店が相次ぎ、最後の1店舗となっていた盛岡の店も歴史に幕です。
1914年、大正3年創業の甘栗太郎は、最盛期には全国の百貨店や
鉄道の駅などで店舗を展開してきました。
しかし、中国から輸入するクリの価格高騰や従業員の高齢化で徐々に店舗を減らし、
6月20日には発祥の地でもある都内の四谷店、25日には秋葉原店が閉店。
盛岡川徳店が全国で最後の1店舗となっていました。
店がオープンしたのは、まだ川徳が中ノ橋通にあった昭和後期の1966年
以来、デパートでしか買えないとっておきのお土産として多くの人に愛されてきました。
最終日に用意できたのは300グラム入りが30袋カワトクのオープンと同時にあっという間に行列ができました。
利用客「とっても残念ですね。家族みんなで味わって、1個ずつ食べたいと思います」
最後の「甘栗太郎」はわずか20分で完売。
1984年、昭和59年に甘栗太郎に入社した舟森弘道さん62歳にとって、40年以上続けてき
たクリを焼く作業はこの日が最後です。
舟森弘道さん「やっぱり40年も務めていると、あすから栗焼きはできないな
と思うと寂しいですね。多くのお客様にご支援いただき、本当に感謝しかありませんです」
長年に渡り、人々の暮らしのそばにあり続けた名物が、静かにその歴史に幕を下ろしました。
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/ibc/201401...
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