雨の匂いがわかる人の特徴は?匂いの正体とともに解説
「雨の匂いがわかる」という人の話を聞いて、本当だろうかと
疑問に思ったことはありませんか? 結論からいうと、
〝雨の匂い〟は存在します。本記事では、その匂いの成分や、
匂いを感じやすい人の特徴、自分も体感したいと思ったときに
試してみたい行動について解説します。
雨の匂いがする理由にはさまざまな要因が絡んでいますが、中でも注目されているのは
「ペトリコール」というものです。雨の匂いがわかる人は、このペトリコールの匂いを
感じている可能性が高いでしょう。ペトリコールとは、雨によって地面から放たれる、
有機化合物などが混ざり合った独特の匂いのこと。ペトリコール(petrichor)は
古代ギリシャ語の「石(petra)」と「神の血(ichor」を語源とする造語で、主な成分は
植物の油脂と、アクチノバクテリアが生成する化合物(ゲオスミン)などです。
雨の匂いを構成する要素は、ペトリコール以外にも存在します。たとえば、ホコリに
含まれるカビの胞子や排気ガスが雨水と混ざると、独特の匂いを感じることがあるのです。
また、自然が多い地域に住んでいる人なら、雨が降ったあとに土の匂いが強くなったと
感じた経験があるのではないでしょうか。これは土の中にいる放線菌が作り出す
ゲオスミンという物質が、雨の影響で空気中に放出され、カビ臭い匂いとして人間の
鼻に届くためです。
雨の匂いがわかる人の特徴
・嗅覚が鋭い:嗅覚が敏感な人は、降っているとき・降ったあとだけでなく、
降る前にも雨の予兆を匂いで感じるといわれています。嗅覚には個人差があり、
鋭くない場合は雨が降っているときや雨上がりの匂いを感じにくいことがあるようです。
・雨が記憶と結びついている:インパクトの強い記憶と雨が結びついている人も、
雨の匂いを嗅ぎ分けられるようになると考えられます。
「雨の匂いがわかる」という主張は、決して思い込みとは限りません。嗅覚には個人差があり、
感じる人も感じない人もいるのは自然なことです。雨の匂いを体感したいと思うなら、
雨の日に良い思い出や感動的な記憶をつくることを、一つの方法として取り入れてみる
とよいでしょう。
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