あなたはどのパターン?
脳科学者に聞く「老人脳」5つのタイプ
人生100年時代。年齢を重ねることは、経験と知恵が深まる素晴らしい旅です。
一方で記憶力や集中力の低下に不安を感じることがあるかもしれません。
脳には「老化が起きやすい部位」があります。
その部位をベースに、老人脳は5つのタイプに分類できます。
タイプ1「やる気脳」の老化
やる気がなかなか出なくなる。これは老人脳の特徴のひとつです。若い頃は仕事で
成果を出すことに一生懸命になれたり、試験を突破するために猛烈に勉強したり、
休みに海外旅行にあちこち行ったりと、高いモチベーションでいろいろなことができたのに、
歳とともにモチベーションが薄れていく。
タイプ2「記憶脳」の老化
会った人の顔を覚えられない。テレビに出てくるタレントの名前がなかなか出てこない。
スケジュールをすっぽかしてしまう……。物忘れがひどくなるのも老人脳の特徴です。
タイプ3「客観・抑制脳」の老化
すぐにイライラしたり、自分の感情を抑えられない。人の言うことを疑いもせず、
すぐ信用してしまう。日常でミス、間違いが多発する。これらは脳の抑制ができない、
脳が計画を立てられない、そんなタイプの老人脳で、脳の司令塔と言われる前頭前野が
衰えている可能性があります。
タイプ4「共感脳」の老化
世の中には他人に対して失礼な人がいますよね。列に割り込む人、電車で人を押しのけて
我先に座ろうとする人、ソーシャルディスタンスを無視して近づいてくる人、自分のこと
ばかり主張する人……。相手に対して無配慮な人は共感脳の働きが弱い、もしくは低下
している可能性があります。共感脳の老化も老人脳です。
タイプ5「聴覚脳」の老化
人の声が聞きづらい、テレビのボリュームを大きく上げないと聞こえないという症状は
聴覚が衰えてきている証あかしです。こうなると、脳は聴覚を補うために視覚野や体感覚野を
使おうとします。そのことで脳に変性が起き、脳の認知機能が落ちるのです。耳が聞こえなく
なってくるのは、老人脳の重要なサインです。
この5つの要素は、いくつかの要素が同時に起こることもありますし、中には全部の症状がある人もいます。
また、老人脳は高齢者にだけ起きる症状ではありません。30代でも、40代でも老人脳になり始めている人も
かなりいます。メンテナンスもせず、生活習慣の改善もないままでいると、どんどん老人脳が進んでいきます。
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