なぜ「7割超」は免許証を残したのか?
進むマイナ統合“2枚持ち”が消えない理由
2025年に始まったマイナ免許証は、全国で315万人超が利用し、
約3割が「一本化」を選んだ。だが現場では「2枚持ち」も根強い。
マイナンバーカードが運転免許証の機能を持つようになり、
デジタルと現物の境目は移動の分野でも薄れ始めている。
手続きを済ませれば免許証として使えるようになり、
カードへの一本化も可能になった。その一方で、これまでの
免許証との併用も認められており、利用者は暮らし方に応じて
三つの持ち方から選べる。
静岡県でマイナ免許証を持つ10万6933人のうち、従来型を持たずに
一本化した人は2万6233人にのぼる。残りの8万700人は従来型との
併用を選んでいるが、マイナ免許証を手にした層に限ってみれば、
約24.53%が情報の統合に踏み切っている計算だ。
マイナ免許証が広まるうえで、情報の扱いに納得感があるかどうかは、
データ社会を支える大切な土台となる。ナイルの調査によると、
「情報漏洩や悪用のリスクが大きい」という声は30.7%にのぼった。
カードそのものの守りについても、パスワードによる認証が必要なため、
他人が勝手に入り込むのは極めて難しい。こうした安全を保つ工夫が
正しく伝わっていけば、マイナ免許証を選ぶ人は着実に増えていくはずだ。
車がネットとつながり、自動運転などの高度な連携を目指すなかで、
本人確認の技術が高まることは、人と社会を結ぶ情報の道をより確かな
ものへと変えていく。この積み重ねが、これからのモビリティ社会に
おける信頼を形作っていくことになるだろう。
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