「動物園に行くとアレルギーになりにくい」
気になる噂の真相は?食物アレルギーが
増えていない気になる地域とは?
近年、食物アレルギーに悩む子どもが増えている印象を受ける人は
多いのではないでしょうか。小児科医の岡本医師は「東京都などの
3歳の食物アレルギーは少し横ばいになったという報告もあったのですが、
日本全体で見るとやはり食物アレルギーは増えている」と指摘します。
では、なぜ東京都など一部の地域では「横ばい」という変化が見られるのでしょうか。
その背景について「都会では正しい情報に対してアプローチが早いということ。
そして、正しい食物アレルギー診療、進化したアレルギー診療が始まった結果、
食物アレルギーの増え方に少しブレーキがかかってきているのではないか」と説明しました。
保護者の間で時折耳にするのが、「乳幼児期に動物園や牧場へ行くと、アレルギー体質に
なりにくい」という噂です。迷信ではないかと思いつつ、少しでもいい効果があれば…
と動物園に行ってみた親子もいるのではないでしょうか。
一見すると都市伝説のようにも思えるこの噂ですが、岡本医師は、「これは歴史的な
背景も含めるとなかなか面白い噂」だとしたうえで、「ほこりやダニのアレルギーは
汚い環境で育っている人たちの方が少ないのではないかという「衛星仮説」という
仮説があります。近年、ほこりなどに対してアレルギー性鼻炎を持っている患者さんが
増えている理由が、家が少しきれいになり過ぎている、衛生的な環境になり過ぎた
結果ではないかというものです」
牧場に住んでいる人たちは動物アレルギーの人が少ないというデータは存在するとのこと。
ただ、それは住んでいた場合の話で、たとえば月に1回動物園に行く程度では、
「アレルギーはおそらく減るとは言えない」ということです。
花粉症では体内に蓄積された花粉の量が許容量を超えると突然発症するという「コップ理論」
というものがあります。食物アレルギーにおいては「食べ過ぎてたまったからあふれ出た」
のではなく、多くの場合、初めて摂取した段階で免疫系が反応して発症します。
同様に、加齢とともに発症する花粉症に関しても「蓄積限界を超えたから」という
科学的根拠は認められていないということです。
不確かな噂や「コップの蓄積説」といった誤った知識に振り回されることなく、
気になる症状がある場合は自己判断を避け、早めに信頼できる小児科やアレルギー科の
専門医に相談することが大切だといえそうです。
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/285585... 「卵を遅らせる」はもう古い!離乳食の進め方や食物アレルギーのあれこれ…
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/285346...
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