「効率よくはなをかむ方法」、病気予防につながる成果
旭川医大の故・海野徳二氏にイグ・ノーベル賞
スイス北部チューリヒで3日、ユニークで奥深い研究をたたえる
「イグ・ノーベル賞」の授賞式が行われた。
はなの正しいかみ方を実験で特定した旭川医科大の故・ 海野徳二
名誉教授が医学賞を、栄養豊富な「ミルク」で子どもを育てる
ゴキブリを調べた日米欧などのチームが化学賞を、それぞれ受賞した。
日本の研究者の受賞は20年連続となる。
海野さんは男性15人を対象にはなをかむ際に鼻の穴から出る空気の
速度や量、耳の穴の圧力を測定した。片側の鼻の穴を押さえながら
強くゆっくりかむと、効率よく空気を吐き出せることを突き止め、
1977年に国内の学会誌に病気予防にもつながる成果として発表した。
授賞式には、2022年に89歳で亡くなった海野さんの代理で門下生の
高原幹・同大教授が出席し、スピーチで海野さんの呼吸分野での
貢献などを説明した。高原さんは授賞式後、「日常の動作を学問的に
突き止めた点が評価されたのだと思う。海野さんも喜んでくれている
のでは」と笑顔で語った。
一方、化学賞に選ばれた高エネルギー加速器研究機構(茨城県)の
レオナルド・シャバス元助教らのチームは、体内で子どもを育てる
特殊な種のゴキブリに注目。このゴキブリは母親が子どもに「ミルク」
のような液体を与える。子どもの体内で結晶化した物質を分析した
ところ、アミノ酸や脂質、糖質などが凝縮され、同量の牛乳と比べて
3倍以上のエネルギーが含まれていた。シャバスさんは「楽しみながら
続けてきた研究が認められてとてもうれしい」と喜んだ。
https://www.yomiuri.co.jp/science/20260904-GYT1T00065...
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