●御浜町議長 議場から「逃亡」 2007年12月定例会
御浜町議会(定数一二)の十二月定例会開会直後、自身が務める議長職の辞任を求めた鈴木ひろみ議長(65)=無所属=が、
賛成少数で辞任願いが認められず、議会を散会して数時間行方不明になる事案が、五日あった。
鈴木議長は議会の会期を決めた後、議長や町長などの「諸般の報告」の書面配布が済み、
古川弘典町長の所信表明に入る際、突然、本会議の「暫時休憩」を宣言し、奥地守副議長に辞任願を提出した。
採決では、賛成五反対五の可否同数となり、副議長採決で奥地氏が反対としたため、賛成少数の否決となった。
鈴木議長は、十月二十七日の臨時議会でも「一身上の都合」を理由に議長職の辞任願を提出し、否決されている。
今回は、医師の診断書を持参し、「健康上の理由」で辞任を求めた。
否決後、鈴木議長は「診断書に書いてある通り、現在、精神的な心の病とともに過ごしている。
焦らずに一日一日を過ごすように医師に言われており、議長の責任は果たし得ない。
議会に多大な迷惑を掛けることになる」と再考を求めたが、多数派となった議員六人は、
一度採決した議題を二度審議しない議会運営上の「一議不再議」を理由に拒否。
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