長野県木曽町の町議会議員の女性が、地元の漁協の金庫から現金およそ500万円を盗んだ疑いで書類送検された事件の続報
です。
女性町議は、議会に対して事件への関与を否定しましたが、捜査関係者によりますと、警察の取り調べに対しては容疑を認めるなど、異なる発言をしていたことがわかりました。
窃盗の疑いで今年1月に書類送検されたのは、木曽町の橘由香里(たちばな・ゆかり)町議60歳で、2022年8月、木曽川漁
業協同組合の事務所内の金庫から現金500万円余りを盗んだ疑いが持たれています。
漁協によりますと、書類送検のあとに橘町議から全額が返金されたため、今月2日、被害届を取り下げる意向を検察に伝えた
ということです。
しかし。
木曽町議会 千村孝男(ちむら・たかお)議長「本人は、500万円を盗ったというのはやっていないと聞きましたけど」
(記者・返していもいない?)「はい、きのうの段階ではそういうふうに」
千村議長によりますと、6日に非公開で行われた議会全員協議会で、橘町議が経緯を説明した際、「私は盗っていないし、返
してもいない」などと主張したということです。
木曽町議会 千村孝男議長「あとは本人次第ですので、強制もできませんので…自分の潔白は自分で証明してほしいと、その
努力をしてほしいということは個人的な見解で申し伝えておきましたけれど…」
一方、捜査関係者によりますと、橘町議は警察の取り調べに対しては、盗んだことを認めていたことが新たに分かりました。
事件への関与はあったのか、なかったのか。
橘町議は、きょう開会した町議会に、体調不良を理由に出席しませんでした。
また、2日のSBCの取材に対しては、「私から話すことはない」と話し、きょう町内の自宅を訪ねても応答はありませんで
した。
漁協の三澤総喜(みさわ・ふさよし)組合長は取材に対し、「全額を返金され示談になっているので、漁協としてはこれ以上
何か動くつもりはない」としています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e645ffe08c8f713ef5464...
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