4/6(木) 17:22配信
東京・歌舞伎町でいわゆる“ぼったくり”を繰り返していたとして、警視庁は男女16人を一斉摘発しました。
悪用していたのはマッチングアプリでした。男性がATMでおろした金を受け取り数える水色のパーカーの男。
歌舞伎町を中心としたいわゆる“ぼったくり”グループの一員です。
警視庁は、客の男性5人に対し“ぼったくり”行為をしたとして、この男の仲間とみられる木下幸也容疑者(28)
ら男女16人を逮捕しました。木下容疑者ら「払えないならコンビニに行って、金をおろして払え」
こう金を取り立てていたという木下容疑者ら。手口に使われたのは「マッチングアプリ」でした。
木下容疑者らは女性のふりをしてマッチングアプリに登録。男性と会う約束をとりつけた後、女性従業員を
待ち合わせ場所で男性と合流させ、「知っている店がある」などとバーに連れ込ませていました。警視庁に
よりますと、店は5000円の飲み放題と説明する一方、別料金とは知らせずに1杯3000円の酒を最大80杯注文
させるなどして、最大で33万円を請求し22万5000円を支払わせていたということです。
マッチングアプリをきっかけに“ぼったくり”被害にあった男性がその手口を証言しました。
被害にあった男性「マッチングアプリをしていて、女性の方から『飲みに行こう』と誘われて。会った直後に
『おすすめのバーがあるからそこに行こう』と言われて」着いた先は池袋駅近くのバー。メニュー表には値段が
書かれていませんでしたが…。
被害にあった男性「女性の方が一杯を数秒程度で飲んでは、また次の注文して」わずか10分ほどの間に、
女性はグラス6杯のお酒を次々飲んでいたといいます。すると…。被害にあった男性「(男性店員2人が)
『あなたたちは飲みすぎです。今一旦ここで精算をしてください』と言って、見せられた額が13万円でした」
その後、女性とは連絡が取れなくなったといいます。“ぼったくり”は、以前は街での客引きが主流でしたが、
マッチングアプリの普及とともに2年ほど前からこれを悪用する手口が急増。今年2月末時点で新宿周辺の
ぼったくり事案の9割がマッチングアプリに関するもので、被害額はおよそ5700万円にのぼっているということです。
警視庁は「『知っている店に行こう』と誘われたら注意してほしい」としています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/448f0abc2555778b8f8d9...
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