5/20(土) 13:00配信
多くの人がお世話になっているコンビニのトイレ。その個室の壁に、「どうか何か1つお買い上げを」
と群馬県高崎市内の店が張り紙をしたところ、利用者から「喜んで」などのコメントが相次いで
書き込まれている。否定的な声も合わせて、その数20以上。気軽に借りがちなコンビニトイレを巡り、
正直ベースで訴えた店に客からも率直な反響が寄せられている。
張り紙があるのは、高崎駅やGメッセ群馬に近いミニストップ高崎岩押町店。周辺にはオフィスが集まり、
交通量も多い。店長の吉井糸麻さん(48)によると、もともとトイレだけ利用する人が多く、4年ほど前に
経営を引き継いだ際、水道料金が他の店舗の2倍ほどかかっていることに驚いたという。
こうした状況をなんとかしようと、吉井さんが2年ほど前に「お客様へおねがいです」と手書きの張り紙を
作り、二つある個室に張り出した。「トイレの利用のみされる方ばかりになると、経費がかさみ、貸し出し
不可になってしまいます」。控えめな言葉遣いながら、切実に訴えている。
このうち一つの個室の張り紙に、利用者の書き込みが相次いだ。吉井さんが気付いたのは昨年夏ごろ。
「分かりました」「買わせてもらいます」といった好意的な声や、他のコンビニ店長という人から
「気持ち分かる」との共感も。トイレを出た後に商品を買い、「張り紙を見たので買わせてもらいます」
と声をかける客もいるという。ツイッターで張り紙の画像が拡散し、さらに書き込みが増えた。
中には「カンケーねー」「セコイ」といった否定的な声もある。ただ、吉井さんは「いろいろな意見が
あるのは自然」と受け止め、そのまま残している。「コンビニのトイレは便利で、私もお客として使わせて
もらうこともある。ただ、経営する側からみると経費がかさんでしまうのは切実。張り紙を見てもらうことで、
少しでも関心を持ってもらえれば」と話している。
https://news.yahoo.co.jp/articles/22c590345240191717384...
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