無人販売店「おウチdeお肉あびこ店」(大阪市住吉区)で5月27日、万引きの被害がありました。犯人の姿を載せた貼り紙
には、店側からの強烈な一言が添えられており「どストレートで良い」とSNS上で話題になっています。貼り紙を作ったオ
ーナーの男性を取材しました。
被害があったのは27日20時25分ごろ。防犯カメラの映像では、グレーのTシャツを着た恰幅の良い男が、商品に手を伸ば
している姿が映っています。男が盗んだのはアイス29点とサーロイン7点、ヒレステーキ5点で被害額は23100円。店は警
察に被害届を提出した上で、インスタグラムに貼り紙を掲載しました。「おい、デブ!!盗んだ肉は旨かったか?」という
言葉がSNSで話題になり、犯人に憤る声や店を励ます声が多くありました。
オーナーによると、店は今月オープンしたばかり。この直前にも万引きがあったといい、「これだけの被害が出ると店舗の
存続を検討するところまできてしまう」「われわれ小売業社からすれば、万引き一つで店を閉める原因にもなりかねない」
と話します。“よくある事件”として注目されずに終わってしまうより、犯罪の実態を広く周知できた方がいいと思い、貼
り紙を作ってインスタグラムに投稿したそうです。
「小売店は日々、1円でも多く売上をあげようと努力しています。軽い気持ちで、無人だから簡単に盗るという行為は到
底受け入れることのできるものではありません」とオーナーは思いを語っています。犯人はまだ捕まっていません。
ツイッターでは、この貼り紙を「センスの塊」と評したツイートが1万6千回以上リツイートされるなど大きな話題になって
います。「どストレートで良い」「こういうのは晒してやらないと窃盗なんて減らないからね」とさまざまな声がありました。
オーナーのもとには、一部から言葉遣いを批判する声も届いたそうで「真摯に受け止めたいと思います」とします。オーナ
ーは情報を拡散してくれたツイッターユーザーに感謝の言葉を述べ「ネットの力が今後も犯罪の抑止になり、犯罪が一つで
も減る世の中になること、安全な地域社会が実現することを願っています」としています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/32d3b2996218179f73141...
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