7/12(水) 9:41配信
大阪府警が、知人女性をSNSで脅迫したとして無関係の20歳代の男性を誤認逮捕した問題で、男性の代理人弁護士は11日、男性が府警の取調官から
「犯人はあなたしかいない」と迫られていたと明らかにした。男性は計42日間勾留されており、「自白を強要されて、精神的苦痛を受けた」として、
府に損害賠償を求める訴訟を検討している。
男性は、知人の20歳代の女性をインスタグラムのメッセージで脅したり、女性の性的画像を女性の友人らに送ったりしたとして、今年4~5月、
脅迫やリベンジポルノ被害防止法違反などの容疑で、守口署に2回逮捕された。男性は一貫して容疑を否認し、計42日間の勾留を経て5月23日に釈放された。
その後、府警はインスタグラムのアカウントが3月下旬に大阪府北部にあった端末で作成されたと特定。男性がその日時に府内の別の場所で別の知人女性と
一緒にいたことが証明され、府警は誤認逮捕だと認め、今月10日に男性に謝罪していた。何者かが男性になりすましていたとみられる。
男性の代理人の森島正彦弁護士(大阪弁護士会)によると、男性は勾留中、取り調べの様子を森島弁護士から渡された被疑者ノートに記録していた。
男性は守口署員による取り調べで「犯人はあなたしかいない。正直に話さないと心証悪いぞ」「友達も会社もなくなると思うがどうする?」などと言われ
大阪地検の検察官からも「100%犯人だと思う」と告げられた。
男性は「何を言っても犯人と決めつけられ、信じてもらえなかったことが悔しい」と訴え、府警には「真犯人を見つけてほしい」と要望したという。
森島弁護士は「男性は今も、自宅から車が見えると警察に見張られていると感じることがあり、影響は大きい」と話している。
府警は取り調べについて、「内容の詳細を把握できていない」としている。大阪地検の北岡克哉・次席検事は一連の手続きについて
「不適正な点があったとは考えていない」としつつ、「結果的に犯人でない方を勾留してしまったことは申し訳ない」とコメントした。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1908d6612b69aadd872a4...
返信する