8/11(金) 20:40配信
8月10日の午後8時ごろ、新宿・歌舞伎町の「トー横」周辺はものものしい雰囲気に包まれていた。ひと目でそれとわかる私服警官や
警官がそこかしこに配備され、通りがかった人は、尋常ではない雰囲気に「いったい何が起こるのか?」と足を止め、興味深く見守り始めた。
【写真】小池都知事が「トー横」視察
https://smart-flash.jp/sociopolitics/247733/image/1/?... そうしたなか、SPのガードに守られ、関係者とともにトー横の一角「シネシティ広場」(旧コマ劇場前広場)に姿を現したのは、東京都の小池百合子知事だった。
たまたま現場に居合わせたという飲食店のママ・Aさんが語る。「広場には、カラーコーンとバーによってかなり広めのスペースがつくられていて、知事はそのなかで、
東急歌舞伎町タワーをバックに、関係者から説明を聞く形で、5分ぐらい話し込んでいました。
その後、すぐ脇のアパホテルの横に移動し、囲み取材を受けていましたね。これが3分ぐらい。囲み取材が終わると車に乗り込んで、歌舞伎町タワー地下の駐車場に入っていきました」
その約1時間後、新聞などが《「トー横」を小池都知事が視察》と報道。Aさんは、その記事を見て、小池知事の目的がトー横の視察であったことを初めて知ったという。
小池知事は、囲み取材でこう語っていた。「やはり問題は、青少年のみなさんが、若いときに悪意ある大人の甘言に乗せられたりしていること。またこうやって、1
つの特別な空間をみんなでシェアしながら、一方で自分のカラダを傷つけるような状況になっていること。
先日、この件についてどう対処すべきかという答申もいただいております。今日は、実際の現場を見ることによって、しっかりとした対策を講じていけるようにしていきたいと思っています。
新宿区さんや支援の方々のご協力もいただきながら、やはり相談できる場をつくってあげるのもポイントだというふうに思っております」
しかし、報道でこの発言を知ったAさんは、おおいに違和感を持ったという。
「知事は『実際の現場を見ることで』と言ったようですが、トー横キッズと立ち話の1つもしていなければ、広場にいた時間も、ほんの5分程度。
囲み取材を入れても10分もいませんでした。『これで視察?』って感じですよ。
しかも、すぐ近くには、パパ活女子があふれて社会問題となっている大久保公園もあるのに、そちらはどうして見なかったのか。
長年、歌舞伎町で暮らす私からすれば、テイのいいパフォーマンスにしか見えないです」
現場に足を運んだこと自体は評価したいが、現場にいた時間が10分程度では、「パフォーマンス」と言われても致し方あるまい。
https://news.yahoo.co.jp/articles/87c1b07aec509b05eae36...
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