木工用ドリルでカルテル　２社に公取委が立ち入り検査

001 2023/09/05(火) 16:16:28 ID:pieM1Uv.AY

木工用ドリルでカルテルか
市場シェア独占の兵庫２社に公取委が立ち入り検査

https://news.yahoo.co.jp/articles/d879b2ed4fb99648dc4e9...

ホームセンターなどで販売されている木工用ドリルの価格を引き上げる目的でカルテルを結んだ疑いがあるとして、公正取引委員会は５日午前、ドリルの製造販売大手「スターエム」（兵庫県三木市）と「大西工業」（同県加古川市）に対し、独占禁止法違反（不当な取引制限）の疑いで立ち入り検査に入った。

　国内で販売される木工用ドリルのシェア（市場占有率）は２社でほぼ全てを占めており、寡占状態を利用して安定的な収益の確保を狙ったとみられる。

　関係者によると、２社は２０１９年以降、担当者同士が連絡を取り合い、小売店にドリルを卸す商社への販売価格を引き上げ、そのまま維持することに合意した疑いがある。その結果、小売価格も上昇したという。

　木工用ドリルは建築工事や日曜大工で木材にネジ穴などを開ける際、電動ドライバーに取り付けて使用する。直径は主に数ミリから数十ミリで、小売価格は１０００円～１万円程度と幅広い。民間調査会社によると、スターエムの年間売上高は２２年７月期で２０億９３６０万円で、大西工業は２１年５月期で６億６０００万円だった。

　両社は取材に対し、「立ち入り検査を受けたのは事実。今後も公取委の調査に協力していく」と答えた。