●「こんなのおかしい」
さらにその後の調査で、亡くなった入居者が固定資産税も滞納していたことが判明。
「資産」ではなく「負債」が見つかる結果になりましたが、その負債を引き受ける相続人はいません。
立ち入ってみると、室内には布団や冷蔵庫など大量の生活用品が残され、人が生活していた跡がそのまま残っていました。
このまま放置し続ければ部屋はさらに傷み、管理費の滞納も続くことになる。しかたなく、管理組合では、マンションの住人でお金を負担して部屋を元の状態に戻すことを決めました。マンション全体のためにはやむなし、と判断したのです。
そのうえで、亡くなった入居者が滞納していた固定資産税までも、ほかの住人たちで負担することになりました。
「踏んだり蹴ったりですよ。こんなのはおかしいじゃないですか」
佐藤さんはたまらず訴えましたが、弁護士の答えはこうでした。
「不満はよく分かります。本当にそのとおりです。しかし負担いただかなければ部屋は自治体に差し押さえられます。今の制度では、この部屋を住める状態に戻すには、皆様に未納の税金を負担いただくしかないのです」
結局、“遺品部屋”を元の状態に戻すためにかかった時間は3年ほど。数百万のお金を費やすことになりました。
こうした状況で支援してくれるような制度はないのか必死に探しましたが、見つかりませんでした。
●「相続人」はどこに
「もうこりごりだ」と思いましたが、これで終わりではありませんでした。
別のもう1つの部屋でも、同じ事態が起きていることがわかったのです。
別のもう1つの部屋でも、同じ事態が起きていることがわかったのです。
別のもう1つの部屋でも、同じ事態が起きていることがわかったのです。
以下ソース
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230908/k1001418653... 地獄とは、あの世ではなく、この世に存在するものである
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