生まれつき子宮が二つある米アラバマ州の女性が、両方の子宮で妊娠していることが分かった。非常に珍しい症例だという。
妊娠したケルシー・ハッチャー(Kelsey Hatcher)さん(32)は、自らの妊娠についてインスタグラムアカウント
「doubleuhatchlings」で発信している。女性の0.3%にみられるとされる「重複子宮(Uterus Didelphys)」につ
いては、17歳の時から知っていたという。
ハッチャーさんは、妊娠8週目の超音波検査でそれぞれの子宮で同時に妊娠していることを知った。
アラバマ大学(University of Alabama)バーミンガム校の女性・乳幼児センターでハッチャーさんを担当する産
婦人科医は、「両方の卵巣で排卵があり、卵管に出た卵がそれぞれ受精したと考えられる」と米ABCテレビの朝の番組「グ
ッド・モーニング・アメリカ」でコメントした。
ハッチャーさんはこれまでに3人を出産。重複子宮の女性は妊娠合併症のリスクが高いが、これまでの子どもは3人とも
正期産で健康に生まれた。
二つに分かれた子宮で同時に妊娠するのは極めてまれ。ハッチャーさんは「5000万分の1の確率」だと聞かされたという。
最近では、バングラデシュで2019年、20歳の女性が最初に一人目を出産し、26日後に健康な双子を出産したケースが広く
知られている。
ハッチャーさんは、赤ちゃんAと赤ちゃんB、もしくは「ガーリーズ」と愛情を込めて呼ぶ二人の和痛分娩を希望してい
る。だが、陣痛は同時に起きないとされ、数分から数時間、あるいは数日の間隔が空くこともある。ハッチャーさん夫婦は、
片方、もしくは両方の出産で帝王切開が必要となる可能性についても認識している。
予定日は今年のクリスマスで、おなかの中の赤ちゃんは二人とも「元気に育っている」という。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8e89f4a5ab5f23ac485d7...
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