生成AIに職を奪われる 東尋坊で絶望する画家の卵


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001 2023/12/01(金) 18:36:45 ID:VPVzAVQMSo
https://news.yahoo.co.jp/articles/ad7a8a97ec468bea9fa77...
画家や俳優など創造力が求められる職業までも生成AIに侵食されている。 記事やイラストの盗用も相次ぎ、法制度の不備を指摘する声が高まる。創造性を自動化に対抗する最後のよりどころとしてきた人間の存在意義とは。
雑木林をかき分けると、海に突き出た断崖の先端が現れた。現地を案内してくれていた茂幸雄氏に「見てごらん」と促され、記者は強風に耐えながら崖下をのぞき込む。はるか眼下の岩場で日本海の荒波が砕け散っていた。

ここは投身自殺が多いことで知られる福井県の東尋坊。地元の警察官だった茂氏は2004年に退官すると、自殺防止に取り組むNPO法人「心に響く文集・編集局」を立ち上げた。以来、自殺志願者たちの心の叫びをまとめた文集を発行するとともに、仲間たちと東尋坊をパトロールしている。
巡回中に深く思い詰めた様子の人がいれば、声をかける。自殺を企てていると分かれば保護して、再起を支援する活動を20年近く続けてきた。

●人生に絶望した芸大生
23年6月半ば──。その日も茂氏は東尋坊で定期的にパトロールをしていた。夕方、崖っぷちの近くで座り込んでいる女性が目に入り、自殺志願者だと直感した。声をかけると、女性は泣き出した。NPO法人が事務所にしている近くの茶屋まで連れて行き、話を聞くと、芸術学科で作画法などを学ぶ大学1年生だと分かった。
「プロンプト」と呼ばれる指示文で、生成AI(人工知能)に描いてほしいイメージを伝えれば、瞬く間に見事なイラストが出来上がる。女性は授業で生成AIの実力を目の当たりにし、自分の存在意義を見失った。勉強に身が入らず、「退学したい」と母親に訴えても、「大学は出ておくように」と強く反対された。実家は貧しく、奨学金を返済するめども立たない。
若さゆえに困難に立ち向かう経験と耐性が不足していたのだろうか。女性は悩んだ末に自ら命を絶ちに来たという。茂氏は女性の話をじっくりと聞き、実家まで送り届けてひとまず危機を回避できた。
そのわずか5日後、今度は別の女性から茶屋に電話がかかってきた。「今、最寄りの駅にいる。自殺しに来てしまった」
NPO法人のスタッフが急いで駅に向かい、女性を茶屋に連れてきた。この女性は県外にある芸術大学の卒業生だった。生成AIが登場したことで、学生時代に学んだイラスト作成の能力を社会で生かせなくなったと感じていた。自身の借金問題や精神疾患も重なり、死のうとしていた。

パワハラ、虐待、失業、失恋、離婚、借金、病気……。茂氏はこれまで様々な苦悩を抱えた自殺志願者を保護してきた。だが、今回のように生成AIが絡むことはなかった。茂氏は「AI関連の悩みを抱えた人が立て続けに現れて、『なんでだ?』と思った」と言う。
生成AIが世の中で大きく注目されるようになったのは、米オープンAIが「ChatGPT」をインターネットで一般公開した22年11月からだ。プロンプトに従って理路整然とした文章を生成する能力に、世界中が驚愕(きょうがく)した。
それから1年。文章からプログラム、イラストまで、多種多様なコンテンツを生み出す各種生成AIが人間の仕事を脅かし始めており、一部の人々は崖っぷちまで追い詰められている。

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002 2023/12/01(金) 18:41:27 ID:VPVzAVQMSo
従来、AIに奪われる恐れのある仕事は、経理部門での仕訳作業や、工場での検品、パターン化された単純な顧客対応といった、定型的な業務だと考えられてきた。ところが生成AIの登場によって、イラストの作成のような、人間の創造性が求められる非定型的な仕事も脅かされるようになった。

俳優業も例外ではない。
●ハリウッド俳優らの闘争
断崖の突端で、イーサン・ハントは追い詰められていた。眼下の仲間を助けるには、今すぐ飛び降りるほかない。ハントは乗っていたオートバイもろとも崖から勢いよく飛び出し、放物線を描いて谷底に落下していった。
ハリウッド映画「ミッション:インポッシブル」の最新作で、秘密諜報(ちょうほう)組織の工作員ハントを演じる主役のトム・クルーズさんが、自ら危険なスタントに挑んだ、劇中最大の見せ場だ。ただ、世界各地を巡るプロモーションツアーが恒例の超大作であるにもかかわらず、クルーズさんら出演者は23年7月半ば、日本公開に合わせて予定していた来日イベントを見合わせた。
その数日前、全米映画俳優組合がストライキを宣言したのが理由だ。組合に所属する16万人の俳優たちは映画やテレビ番組の撮影のみならず、プロモーション活動にも参加しないことを決め、クルーズさんも従った。組合は、AIを使って映画やテレビ番組を作る際の条件などで、制作会社側と折り合わなかった。

制作会社は俳優の動きや表情、声をスキャンし、AIに学習させれば、CG(コンピューターグラフィックス)で俳優の分身を作り出せる。将来的に生成AIの性能が高まれば、プロンプトを入力するだけで、俳優の分身が出演する映像を際限なく作り出せるようになる。
そんな事態になれば、俳優たちはAIに演技の仕事を奪われ、廃業するほかない。危機感を募らせた組合は、ストに踏み切った。
組合と制作会社側との交渉は長引き、スト突入から3カ月がたった10月半ばになっても、米ロサンゼルス市近郊のウォルト・ディズニー本社前では「ストライキ中」の看板を掲げた俳優たちが気勢を上げていた。
デモに参加していた男優のジェフ・トーレス氏は、「制作会社は半日~1日分のわずかなギャラで僕らをスキャンし、その後はずっと好きなように肖像を使おうとしている。クレイジーだよ」と憤る。女優のローリ・ヘンドラー氏は、「私たち俳優は(環境の悪化をいち早く察知する)『炭鉱のカナリア』のような存在よ。もしAIが俳優など映画業界の作り手から仕事を奪うことができるならば、ほかの業界でも同じことが起きるはず」と警告する。
例えば企業の宣伝部門で働くコピーライターが書いたキャッチコピーや商品説明文を生成AIに学ばせれば、コピーライターは不要になりかねない。有能な営業員の話術や表情、しぐさを生成AIに学ばせれば、営業部門も用なしになるかもしれない。生成AIの性能向上とともに、雇用が脅かされる職種は増えるだろう。

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003 2023/12/01(金) 19:03:28 ID:pKAR2Yz4fI
人手不足で外国人労働者に頼らざるを得ない農家が呼んでいるぞ

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004 2023/12/01(金) 19:35:15 ID:4n5nKeqSds
ちょ待てよ!

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005 2023/12/01(金) 20:09:17 ID:7.NgMezW/Q
芸術の捉え幅が狭すぎる。
命を賭して取り組む価値のあるものに足を踏み入れたのに
これまでのちっぽけな方法論が通じない、仕事で食えない程度で命を絶とうとするとは考えが浅い。
むしろ芸術がファインアートとしての価値を取り戻す転換期に来たんだよ。
単なる写実や説明(イラスト)としてのコマーシャルアートはもう特別じゃない。
そして芸術の原点はもともと食うことや他者の承認から離れたところにあったはず。
それでもデザイナーの可能性を探すならどんな絵を描くかでなくどこにどう使うかをプロデュースすることじゃない?

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006 2023/12/02(土) 13:22:38 ID:FhsCKbItaU
クリエイティブ系は将来7割は生成AIにくわれるよな
グラフィックが一番先にやられてピンタレストにあるレベルは淘汰されてしまうよ
画像は生成AIが書いた図面でまだ使い物にはならないけど
近い未来には実用化するだろうね

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