12/16(土) 7:12配信
印象的なテレビCMで関西人を中心に知られる一般財団法人「関西電気保安協会」の
職員が点検作業で訪れていた神戸市内の高齢者宅にかかってきた特殊詐欺の電話に
気づき、被害を未然に防いでいたことが分かった。
詐欺犯に名前を悪用されることもあるという同協会。職員は普段から、訪問先
の住人とコミュニケーションを取ることを心がけており、こうした意識が奏功した。
職員は同協会定期調査員の大崎克己さん(52)。兵庫県警葺合署によると、
大崎さんは11月1日午後、神戸市中央区の70代の女性宅を訪問。
電気設備の点検作業をしていたところ、家に電話がかかってきた。
女性は電話で、同署員を名乗る人物から「逮捕した犯人があなたのカードのコピーを持っていた」
などといわれた。動揺しているのに気づいた大崎さんが様子を見守っていると、女性はいったん電話を切り、
不安げに電話の内容を相談してきた。
大崎さんは詐欺を疑い、自ら同署に電話をかけて署員が実在するかなどを確認。
電話が詐欺であることが判明し、女性は被害に遭わずにすんだ。
同署は先月24日、大崎さんに感謝状を贈呈。植田賢治署長が「勇気ある行動に大変感謝します」
と賞状を手渡すと、大崎さんは「とにかく無事に防げてよかった」と話した。
協会員をかたる詐欺もあるといい、ブレーカー点検などで各家庭を訪問する機会の多い大崎さんは、
住人と世間話などをして積極的にコミュニケーションを取るようにしている。「とにかくほっとした。
これからも丁寧にいつも通りの仕事をしていく」と笑顔で話していた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8e82919890eaf1a0499c2...
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