「レジ横」に紅茶やスムージー、
コンビニが独自色…若者・女性の取り込み狙う
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20231216-OYT1T50275... コンビニエンスストアが、「レジ横」と呼ばれる売り場で販売する
飲料商品の強化を進めている。現在は専用機械によるコーヒーの
販売が中心だが、最大手のセブン―イレブン・ジャパンはいれたての
紅茶の試験販売に乗り出した。他社もスムージーなどのフローズン飲料
などの強化を進めており、若い世代や女性の利用者の取り込みを目指している。
セブン―イレブンは今春から、東京都内の数店舗で紅茶の試験販売を始めた。
既存のコーヒー用機械を利用したセルフサービスでの提供で、
「ダージリンブレンド」など3種類で、それぞれ「ストレート」「ミルク」の飲み方が選べる。
ローソンは昨年9月、バナナや冷凍フルーツなどを使用した
デザートドリンク「マチカフェ プラス」を一部店舗で開始。
ファミリーマートも2014年から「フラッペ」と呼ばれるフローズン飲料に注力する。
レジ横は利用者が必ず立ち寄る場所で、各社にとって「ついで買い」を促せる
重要な売り場だ。アメリカンドッグやフライドチキンなどの手軽に食べられる
総菜や肉まん、おでんなどのファストフードが展開され、2010年代からは
手頃な価格のいれたてコーヒーの定位置となっている。
コンビニ各社は独自性の強いレジ横の商品の魅力を高めることで、
来店機会を増やしたい考えだ。ニッセイ基礎研究所の井上智紀氏は
「コンビニは新しい客層の掘り起こしが求められている。生活必需品だけでなく、
毎日来店したくなるサービスの拡充が必要だ」と指摘している。
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