断水解消、輪島、珠洲はめど示されず 七尾は2カ月以上 能登地震
1/16(火) 20:06配信
最大震度7を観測した能登半島地震で、石川県は16日、地震発生から続いている断水について、一部地域の復旧見通しを明らかにした。
半島の中央部に位置する七尾市(断水約1万8700戸)で「2カ月以上」かかるとし、半島の先端にある輪島市や珠洲(すず)市などの
復旧のめどは示されなかった。
県によると、七尾市ではほぼ全域で断水中だ。県が管理する水道管が、同市周辺の約8キロで漏水が発生するなどして補修が難航している
という。県内ではこのほか、半島先端の自治体を中心に5市町のほぼ全域で水道が復旧せず、県内全体での断水は約5万2210戸に上る。
この5市町の水道管は市町の管理で、馳浩知事が復旧見通しを早期に示すよう求めている。
この日の県災害対策本部会議では、孤立集落の解消にめどが立ったことも明らかにされた。一時は少なくとも3000人以上が取り残されていたが、
16日時点で3市町の8地区143人に減った。人数が128人と最も多い輪島市の坂口茂市長は「明日からの3日間で孤立が解消できるのではないか」と説明。
12人が残る能登町も近日中に解消される見通しを示した。
また県は16日、新たに20人の死者名を公表。51~96歳の男女で、全員が家屋倒壊により亡くなった。
被災地ではこの日も午後6時42分ごろに志賀町で震度5弱を観測する地震があり、強い揺れが続いている。
岸田文雄首相は16日、首相官邸での非常災害対策本部会議で、被災者の生活再建に向けた
支援パッケージを月内にとりまとめるよう関係閣僚らに指示した。【深尾昭寛、萱原健一】
https://news.yahoo.co.jp/articles/c8210e8efe0bdce78e052...
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