2021年に理事に就任した当初から、東大にはビジュアルアイデンティティ(VI)の確立が必要だと感じていました。
VIとは、ブランドの価値を可視化して伝えるデザイン要素全般のことです。
2021年に発表した「UTokyo Compass」では、大学への支持と共感の増進という目標を掲げ、
「新たなブランド確立のためのマネジメントシステム構築」を行う旨を記しました。
検討チームを立ち上げ、複数部署の教職員とVIを考えるワークショップを行うと、
各々が感じる東大の誇らしい部分として、世界の公共に貢献しようと高い志を持って研究に邁進していることなどが挙がりました。
一方、多様性に富む学生や教職員が進取の気性を持って新しいことに取り組んでいるのに、
それがあまり社会に伝わっていないとの指摘もありました。
現状では、印刷物でもウェブでも、組織やプロジェクトごとに違うスタイルの発信がされています。
それらを見ても東大という一つの組織から出たものとは思えません。
「世界の誰もが来たくなる大学」になるには、国外に伝わることが大事だと思いました。
また、一貫したVIにより、国内では大変に強い東大というマスターブランドの強さを構成員のだれもが活用できるのはチャンスだとも考えました。
UTokyo Logotypeは、変化が大きい時代のなかで、東大が世界の誰もが来てくれる場であるためのシンボルです。
学会発表でもプレゼンテーションでも打ち合わせでも、何か学外の人とやりとりする際には、
所属部局・部署のロゴと組み合わせてどんどん使ってください。“UTokyo 時代”の始まりです。
https://www.u-tokyo.ac.jp/gen03/kouhou/1579/02features.h...
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